
大分県の由布院(湯布院)は、草津・箱根と並ぶ日本有数の温泉地として全国的に知られています。すり鉢状の盆地に広がる温泉街は、どこか懐かしくてあたたかい雰囲気。のんびり散策しながら温泉に浸かって、おいしいものを食べる…この上ない癒しの旅ができる場所です。
「由布院ってよく聞くけど、実際どう回ればいいの?」という方のために、1泊2日でしっかり楽しめるモデルコースを紹介します!
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由布院へのアクセス方法
由布院は大分県別府市の隣にあり、主要交通機関からのアクセスも良好です。
電車でのアクセス
JR久大本線(ゆふいん線)に「由布院駅」があります。博多から特急「ゆふいんの森」や「ゆふ」が運行しており、博多〜由布院間は約2時間。この特急列車自体が人気で、木のぬくもりあるレトロな車内が旅情を盛り上げてくれます。
「ゆふいんの森」は緑色のレトロなボディが印象的な観光列車で、車窓から九州の田園風景や山並みを眺めながら旅ができます。乗車自体が観光の一部として楽しめるので、往路か復路のどちらかはぜひ特急を利用してみてください。大分方面からは約1時間でアクセスできます。
予約・時刻表はJR九州公式サイトで確認できます。
バスでのアクセス
福岡・博多からは直通の高速バスも出ています(所要約2時間30分)。大分空港からも由布院行きのバスがあり、空港から約55分でアクセスできます。飛行機で大分空港に到着してからそのまま由布院に向かう旅程は、スムーズで使いやすい組み合わせです。
車でのアクセス
大分自動車道の「湯布院IC」から約5分。車があると帰りに別府温泉も立ち寄れて便利です。由布岳の裾野に広がる盆地の景色を車で走りながら眺めるのも気持ちよく、ドライブ旅行としても楽しめます。
1日目:由布院の温泉街を散策
由布院に到着したらまず温泉街のメインストリートを歩きましょう。
由布院駅から湯の坪街道へ
JR由布院駅には足湯があり、旅のスタートから気分が上がります。駅から湯の坪街道まで徒歩約10分。この道沿いにはお土産屋さん・カフェ・雑貨店が並んでいます。
途中には由布岳(標高1,583m)がドンと見え、天気の良い日はその堂々たる山容に圧倒されます。由布岳は由布院のシンボルで、「豊後富士」とも呼ばれています。田園地帯の向こうにそびえる由布岳の姿は、由布院旅行の記念写真として外せない一枚になるはずです。
湯の坪街道で食べ歩き
湯の坪街道は由布院温泉街のメインストリートで、おしゃれな雑貨屋さんや工芸品店、飲食店が並ぶ人気エリアです。
由布院での食べ歩きの定番は「B-speakのロールケーキ」「由布院バーガー」「ゆず胡椒商品」など。湯の坪街道周辺でいくつもの食べ歩きグルメが楽しめます。
B-speakのロールケーキは由布院を代表するスイーツで、ふわふわのスポンジと上品な生クリームの組み合わせが絶品。行列ができる人気店なので、早めに並んでおくのがおすすめです。また「湯布院金賞コロッケ」は全国コロッケコンクール金賞受賞の実力派で、地元のじゃがいもと牛肉を使ったコロッケは外はサクサク中はホクホク。食べ歩きしながら次々に気になるお店が現れるので、空腹で行くのが正解です。
とり天(鶏の天ぷら)も大分名物のひとつ。温泉街の定食屋さんで気軽に食べられます。衣がさっくり薄くてジューシーな鶏肉との相性が抜群で、大分を訪れたら絶対に食べておきたい一品です。
由布院フローラルヴィレッジ
湯の坪街道のそばにある「由布院フローラルヴィレッジ」は、英国・コッツウォルズ地方の村を模したユニークなテーマパーク。石畳の小路に小さなショップが並び、フクロウやハリネズミなど小動物と触れ合えるスポットもあります。
ハリー・ポッターの世界観を想起させる雰囲気でSNS映えも抜群!由布岳を背景にした中世ヨーロッパ風の建物は、日本らしい景色の中に突然現れるギャップが面白い。雑貨店やカフェも充実しているので、散策だけでも1時間くらいは過ごせます。
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1日目のハイライト:金鱗湖と夕暮れ
由布院観光の最大の見どころが「金鱗湖」です。
金鱗湖の不思議な風景
湯の坪街道を進んだ先にある金鱗湖は、湖底から清水と温泉が湧き出している珍しい湖です。そのため水温が高く、秋〜冬の寒い朝には湖面から霧(朝霧)が立ち上る幻想的な景色が見られます。
金鱗湖の朝霧は冬の早朝(7〜9時ごろ)が最もきれいです。宿泊する場合は朝に金鱗湖へ散歩に行くことをぜひ計画に入れてください。
金鱗湖という名前の由来は、明治17年に儒学者の毛利空桑が「夕日に照らされた湖の魚の鱗が金色に輝いている」と詠んだことからきているそうです。湖の周りには散策路が整備されており、魚や水鳥が泳ぐ姿が眺められ、ゆっくり一周するのにちょうどいいサイズ感です。池のほとりには天祖神社やカフェもあって、夕暮れ時の散策も絵になります。
宿泊は由布院の温泉旅館で
由布院には高級旅館から手頃な民宿まで宿泊施設が豊富。多くの宿が源泉かけ流しの温泉を持っており、貸切風呂を持つ宿も多いです。
夕食は旅館の会席料理がおすすめ。大分の食材(豊後牛・関サバ・りゅうきゅう)を使った料理が堪能できます。由布院の旅館は宿泊・食事・温泉がセットになったパッケージが多く、チェックインして夕食まで旅館でゆっくり過ごすスタイルが由布院旅行の王道です。
2日目:金鱗湖の朝霧とCOMICO ART MUSEUM
2日目は少し早起きして金鱗湖の朝霧を体験しましょう。
早朝の金鱗湖散歩
宿を出て朝の金鱗湖へ。朝霧が漂う中、誰もいない静かな湖畔を歩く体験は忘れられないものになります。朝の空気と温泉の香りが混じり合う独特の雰囲気がたまりません。
特に気温が下がる秋〜冬の早朝は、湖面一面に霧が広がり幻想的な光景が生まれます。朝日が差し込んでくると湖面が金色に輝き、名前の由来を体感できるような美しい瞬間に立ち会えることも。この景色を目当てに何度もリピートしている旅行者がいるほどです。
COMICO ART MUSEUM YUFUIN(コミコアートミュージアム)
由布院の隠れた人気スポットが「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」です。現代アーティストの作品が展示されており、建物自体もデザイン性が高い。
奈良美智や村上隆など国際的に活躍する日本人アーティストの作品も展示されており、アート好きには必見のスポットです。建物は建築家・西沢立衛氏が設計しており、由布院の自然と調和した美しい外観が話題になっています。入場は事前予約制なので、訪問する際は公式サイトで確認してから行くのがおすすめです。
別府温泉との組み合わせ
由布院から別府まで車で約40分。別府は日本一の温泉湧出量を誇り、「地獄めぐり」という個性的な温泉観光施設が有名です。由布院を1泊した後、帰り道に別府に立ち寄るルートが多くの旅行者に人気です。
別府の地獄めぐりは、血の池地獄・海地獄・鬼石坊主地獄など個性豊かな7つの地獄を巡るコース。地獄を眺めた後は源泉かけ流しの日帰り温泉で締めくくる、大分の温泉旅の王道ルートです。
由布院は温泉がメインの旅先だからこそ、温泉セットやタオル類の準備が大事。温泉旅行ならではの持ち物をまとめた記事も合わせてどうぞ。




由布院旅行のグルメまとめ
由布院で食べたいもの
– **豊後牛**:大分の和牛。温泉街のステーキハウスやビストロで食べられます
– **とり天**:大分名物の鶏の天ぷら。サクサクでジューシー
– **ゆずこしょう**:大分・九州の万能調味料。料理のアクセントに
– **関サバ・関アジ**:大分沖で獲れた高品質な魚介。刺身でどうぞ
– **温泉プリン**:由布院の土産の定番。なめらかでおいしい
温泉プリンは由布院の温泉熱を使って作られた素朴なプリンで、よく揺れるやわらかな食感が特徴。お土産として喜ばれるのはもちろん、その場で食べるのも最高です。温泉地らしいお土産として外せません。
カフェタイムも楽しもう
湯の坪街道周辺にはおしゃれなカフェが多く、由布岳を眺めながらコーヒーを楽しめるカフェも。旅の疲れをカフェで癒すのも由布院旅行の醍醐味です。テラス席がある開放的なカフェでは、由布院の空気と山の景色を感じながらゆったりした時間を過ごせます。湯の坪街道沿いには40店ほどの飲食店や雑貨店が並んでいるので、食べ歩きと合わせて自分のペースで楽しんでみてください。
由布院・湯布院の公式情報は湯布院観光公式サイトで確認できます。


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