瀬戸内海に浮かぶ小さな島・直島。人口3,000人ほどのこの島が、世界中からアートファンを引き寄せる特別な場所であることをご存知でしょうか。草間彌生の黄色いかぼちゃ、安藤忠雄設計の地中美術館、古い家屋をアート作品に変えた「家プロジェクト」など、島全体が一つの美術館のような空間が広がっています。
「アートに詳しくないから楽しめないかも…」と心配する必要はありません。直島のアートは知識ゼロでも感覚で楽しめるものばかりです。自然とアートが融合した空間に身を置くだけで、他のどこにもない体験を味わえます。
この記事では、直島を1泊2日で効率よく回るモデルコースをご紹介します。美術館の予約方法やアクセス情報、費用目安まで詳しく解説しますので、旅行計画にお役立てください。

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じゃらんnetで宿を探す直島へのアクセス
直島への主なアクセス方法は2つあります。
- 高松港から:フェリー約50分(片道520円)/高速船約25分(片道1,220円)
- 宇野港(岡山県)から:フェリー約20分(片道300円)/旅客船約15分(片道300円)
東京からの場合は、飛行機で高松空港へ→リムジンバスで高松駅→フェリーという経路が一般的です。大阪からなら、新幹線で岡山→JRで宇野→フェリーが早いルートです。
フェリーの本数は限られています。時刻表は事前に必ずチェックしてください。最終便を逃すと島から帰れなくなります。
【1日目】南部エリアの美術館を巡る
10:00 宮浦港到着 → 赤かぼちゃ
フェリーで宮浦港に到着すると、まず目に入るのが草間彌生の「赤かぼちゃ」です。港のすぐ横にある赤い水玉模様のかぼちゃは、直島のアイコン的な作品です。中に入ることもできるので、ぜひ体験してみてください。
宮浦港周辺には「直島銭湯 I♥湯」(大竹伸朗の作品でもある実際に入浴できる銭湯・入浴料660円)もあります。時間があれば帰りに立ち寄るのもおすすめです。
10:30 町営バスで南部エリアへ
宮浦港から「つつじ荘」行きの町営バスに乗って約15分(100円)。ここが南部エリアの拠点になります。
直島の移動手段は町営バス、レンタサイクル、徒歩の3つです。島内にはタクシーがほぼないためご注意ください。レンタサイクル(電動アシスト付き1日1,500円程度)がおすすめですが、坂が多いため体力に自信がない方はバスを活用しましょう。
11:00 地中美術館
直島観光の最大のハイライトです。安藤忠雄設計の美術館で、建物のほとんどが地下に埋まっています。自然光だけで作品を鑑賞するという、他にはない体験ができます。
展示作品:
- クロード・モネの「睡蓮」シリーズ(自然光の中で見るモネは別格の美しさ)
- ウォルター・デ・マリアの巨大な空間インスタレーション
- ジェームズ・タレルの光のアート(部屋に入った瞬間の感動は言葉にできません)
入館料はオンライン購入で平日2,500円・土日祝2,700円(窓口購入は平日2,800円・土日祝3,000円)。15歳以下は無料ですが予約は必要です。オンラインでの事前予約が必須です(当日券はほぼないと考えてください)。予約はベネッセアートサイト直島公式サイトから、訪問日の2ヶ月前から可能です。人気の時間帯はすぐに埋まるため、早めの予約をおすすめします。
所要時間は約1〜1.5時間。館内は撮影禁止ですが、屋外のカフェテラスからの瀬戸内海の眺めは撮影OKです。

13:00 ベネッセハウスミュージアム&ランチ
地中美術館から徒歩15分。「自然・建築・アートの共生」がテーマの美術館で、こちらも安藤忠雄設計です。入館料1,300円。
ランチはベネッセハウス内のカフェ・レストランか、ビーチ沿いの「ベネッセハウス テラスレストラン」で瀬戸内海を眺めながらどうぞ。カレーやパスタが1,200〜1,800円程度です。旅行が安い時期の選び方は以下の記事で解説しています。

ベネッセハウス周辺の屋外にも作品が点在しており、海岸沿いを歩きながらアート鑑賞ができます。ニキ・ド・サンファルのカラフルな作品や、杉本博司の写真作品が海を背景に展示されています。
15:00 李禹煥美術館
韓国出身の現代美術家・李禹煥(リ・ウファン)の個人美術館です。安藤忠雄とのコラボレーションで生まれた空間は、静寂と余白の美しさが際立ちます。入館料1,200円(オンライン)・窓口1,400円。
好みが分かれるタイプのアートではありますが、この空間に身を置くこと自体が作品体験の一部です。静かな時間を過ごすのに最適な場所です。
16:30 黄色いかぼちゃ
直島といえばこの作品。草間彌生の「南瓜」です。つつじ荘近くの桟橋の先端にある黄色いかぼちゃは、瀬戸内海を背景に写真を撮れる超人気スポットです。
※2021年の台風で流されたことがありますが、2022年に再設置済みです。夕暮れ時のかぼちゃは特に美しいため、午後遅めの時間帯に訪れるのがおすすめです。
夜:直島に宿泊
宿泊の選択肢:
- ベネッセハウス(1泊30,000円〜):美術館に泊まるという唯一無二の体験。夜間も作品鑑賞が可能
- 民宿・ゲストハウス(1泊3,000〜8,000円):島の暮らしを感じられる宿泊施設。「島小屋」「ゆるりあ直島」など
- カフェ宿:古民家をリノベーションしたおしゃれな宿が増えています
直島の夜は星がとても美しいです。街灯が少ないため、晴れた夜は満天の星空を楽しめます。
【2日目】本村エリア「家プロジェクト」
9:00 家プロジェクト巡り
直島の本村地区にある「家プロジェクト」は、空き家になった古い家屋を改修してアート作品として蘇らせたプロジェクトです。記事執筆時点で7つの作品が公開されています。
おすすめ作品:
- 「南寺」(ジェームズ・タレル):完全な暗闇の中で起きる不思議な体験。直島で最も衝撃的な作品かもしれません。整理券制のため朝一番に行くのがおすすめ
- 「角屋」(宮島達男):水の中でLEDカウンターが光る幻想的な作品
- 「護王神社」(杉本博司):ガラスの階段が地下と地上を結ぶ神社。アートと信仰が融合した空間
- 「はいしゃ」(大竹伸朗):元歯科医院をまるごとコラージュアートに変えた作品。カオスですが面白い
共通チケットは1,050円(南寺含む)。個別チケットは各420円です。全作品を回る場合の所要時間は約2〜3時間です。
家プロジェクトを巡りながら、本村地区の古い町並みを散策するのも楽しいポイントです。路地裏に突然アートが現れたりして、宝探しのような気分になれます。旅行写真をスマホで上手に撮るテクニックは以下の記事で紹介しています。





11:30 ANDO MUSEUM
安藤忠雄の建築に関する小さな博物館です。築約100年の木造民家の内部にコンクリートの空間を挿入するという、安藤忠雄らしい大胆な建築が楽しめます。入館料520円(記事執筆時点)。
12:00 本村エリアでランチ
本村地区にはおしゃれなカフェがいくつかあります。「あいすなお」「カフェまるや」あたりが人気です。島の食材を使ったランチを楽しめます。
13:30 宮浦エリアに戻って〆
時間があれば「直島銭湯 I♥湯」に入って旅の疲れを癒しましょう。大竹伸朗がデザインしたこの銭湯は、外観も内装もアート作品です。実際にお湯に浸かれる「作品」というのは、他にはない体験です。
14:30〜15:00 フェリーで出発
宮浦港からフェリーに乗って直島を後にします。フェリーの中から見る直島の風景も、旅の最後のアート体験です。
直島やその周辺の島では、シーカヤックや陶芸体験など、アートだけでなくアクティビティも楽しめます。瀬戸内の体験はアソビューで事前予約しておくと安心です。
直島旅行の費用目安(1泊2日)
| 項目 | 目安金額 |
|---|---|
| フェリー往復(高松から) | 1,040円 |
| 美術館入館料(3〜4館) | 5,000〜7,000円 |
| 家プロジェクト共通チケット | 1,050円 |
| 宿泊費 | 3,000〜30,000円 |
| 食費(2日分) | 3,000〜6,000円 |
| レンタサイクル | 1,000〜1,500円 |
| 合計 | 14,000〜46,000円 |
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じゃらんnetで宿を探す直島旅行の注意点
- 地中美術館は事前予約必須。これを忘れると最大の見どころを逃すことになります
- 月曜日は多くの施設が休館です。月曜の訪問は避けましょう
- 島内にコンビニはありません。必要なものは本土で購入しておきましょう
- フェリーの最終便を確認してください。乗り遅れると本当に帰れなくなります
- 夏は暑さ対策、冬は防寒対策を。島は風が強いため体感温度が変わります
- レンタサイクルは早い者勝ちです。ハイシーズンは事前予約しておくと安心です
直島を含む瀬戸内国際芸術祭の開催期間中は、島全体が特に盛り上がります。ただし混雑も激しくなるため、静かに楽しみたい方は芸術祭の期間外がおすすめです。


まとめ:直島は「行けば人生観が変わる」島
直島は単なる観光地ではありません。自然とアートが溶け合った、他にはない唯一無二の空間です。美術館の中だけでなく、島全体がアートに包まれている感覚は、実際に訪れないと味わえません。
アートに興味がなかった方でも、直島に行くと「アートってこういうことか」と腑に落ちる瞬間があります。ぜひ一度、足を運んでみてください。
参考リンク
※この記事の情報は記事執筆時点のものです。料金・営業時間などは変更になる場合がありますので、お出かけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
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