
「高山って名前は聞いたことあるけど、具体的に何があるの?」という方もいるかもしれません。岐阜県北部にある飛騨高山は、江戸時代の町並みがほぼそのまま残る歴史的な城下町です。
しかも飛騨牛という超高品質な和牛があって、グルメも最高レベル。温泉も近くにあって、コンパクトながら観光スポットが充実しているので、1泊2日でも大満足できます。今回はそんな高山旅行の王道1泊2日コースを詳しく紹介します!
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高山へのアクセス方法
高山は山に囲まれた内陸の都市なので、電車かバスでのアクセスが基本です。
名古屋から高山へ
名古屋からはJR特急「ひだ」が便利です。名古屋〜高山間は約2時間30分〜2時間50分。本数は1日数本なので事前に時刻を確認しておくと安心です。新幹線との接続もよく、名古屋経由で各地からアクセスしやすいのが特徴です。
大阪・東京から高山へ
大阪からは名古屋経由のルートが基本。東京からは東海道新幹線で名古屋まで行って、そこからJR特急ひだに乗り換えます。東京〜高山は約4〜5時間ほどの道のりです。バスを使うなら、新宿などから高山へ直通の高速バスも運行しています(約5〜6時間)。料金面では高速バスのほうがリーズナブルなので、時間に余裕があればバス移動もおすすめです。
公式の時刻表・料金はJR東海公式サイトで確認できます。
車で行く場合
東海北陸自動車道の「飛騨清見IC」か「高山IC」が最寄りです。名古屋から高山ICまでは約2時間(高速利用)。旅行中も車があると移動がラクですが、古い町並みエリアは駐車場が限られているので注意。市内中心部に向かう前に、少し外れた無料または格安の駐車場に停めてから徒歩でアクセスするのがコツです。
1日目の観光モデルコース
高山に着いたらまず腹ごしらえと古い町並みを攻めましょう!
宮川朝市でスタート
高山観光の定番スタートは「宮川朝市」です。宮川沿いに約100mにわたって野菜・漬物・みやげ物のお店が並びます。毎朝7時〜12時ごろ開催されていて、地元のおじちゃんおばちゃんと話しながら買い物できるのが魅力。
宮川朝市は毎日開催(荒天時を除く)なので、旅程に組み込みやすいのが嬉しいポイントです。
朝市で飛騨漬物や五平餅を試食しながら歩くのがおすすめ。地元産の野菜や手作りの漬物などが並ぶ素朴な市で、観光地化された場所と違って素の高山の雰囲気を感じられます。宮川の流れを眺めながら歩く朝の散歩は気持ちよく、旅の始まりとして最高の体験です。お気に入りのお土産をここで先に購入しておくのも手です。
なお高山には宮川朝市のほかに「陣屋前朝市」もあります。こちらは高山陣屋の前で開かれる朝市で、規模は小さめですが同じく毎朝開催されています。両方のぞいてみると、それぞれの雰囲気の違いが楽しめます。
古い町並み(三町)散策
朝市の後は高山の核心部、「三町(さんまち)」と呼ばれる古い町並みへ。江戸時代の商家が軒を連ねる通りで、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
このエリアでの食べ歩きが高山旅行の一番の楽しみ!飛騨牛にぎり寿司、みたらし団子、飛騨コロッケなど、歩きながら食べられるグルメが充実しています。
「こって牛」という有名店では飛騨牛のにぎりを手焼きせんべいの上にのせたものが人気で、行列ができます。飛騨牛のコロッケも絶品で、外はサクサク、中はとろとろで最高です。
通りには酒蔵(飛騨は清酒の名産地)やカフェ、みやげ物屋さんもあって、歩くだけでも楽しい。約400メートルの通りを2〜3時間かけてゆっくり楽しむのがおすすめです。
古い町並みの特徴は、出格子の連なる軒下に用水が流れているところ。造り酒屋の軒先には「酒ばやし」と呼ばれる杉の葉を丸めた球形の飾りが下がっていて、お酒が新しくできたことを知らせる昔ながらのサインです。こういう細部に江戸時代からの文化が残っているのが飛騨高山の魅力です。散策中は上を見上げたり路地に入ってみたりと、のんびり探検する気持ちで歩くのが正解です。
高山陣屋で歴史を学ぶ
古い町並みの近くにある「高山陣屋」は、江戸時代に幕府の役所として使われていた建物。全国でも唯一、現存している代官所建物です。
内部見学ができ、当時の大名調度品や資料が展示されています。入場料は大人500円(2026年4月1日改定)。所要時間は30分〜1時間程度。歴史好きには見逃せないスポットです。高山陣屋の内部は台所・御蔵・大広間など複数の部屋に分かれており、江戸時代に実際に役人たちがどのような生活を送り、どのように行政を行っていたかがよくわかります。庭園も整備されていて、季節によっては美しい花が咲いています。
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1日目の夕食と宿泊
せっかく高山に来たなら夕食は飛騨牛を堪能してください!
飛騨牛を存分に!ディナーのおすすめ
三町周辺には飛騨牛を使ったレストランがたくさんあります。焼肉・すき焼き・しゃぶしゃぶ・ステーキと食べ方も多彩。1人あたり5,000〜15,000円前後が相場です。
飛騨牛は黒毛和牛の中でも特に脂のノリがよく、甘くとろける口どけが特徴。松阪牛や神戸牛と並ぶ日本三大和牛のひとつとも言われています。飛騨高山産の飛騨牛はA5等級のものが多く、口に入れた瞬間に脂がほろりととろけるような上品な甘さが特徴です。
ディナーには予算を惜しまずにいくことをおすすめします。旅行中の一番の贅沢として、飛騨牛のステーキコースや鉄板焼きにトライしてみてください。高山市内には比較的リーズナブルに飛騨牛を楽しめるお店もあって、ランチタイムだとランチセットが夕食より安く食べられることもあります。
宿泊は高山温泉か町家ステイが人気
高山市内には天然温泉を持つホテルや旅館が多くあります。疲れた体を温泉でほぐして翌日に備えましょう。最近は古い町家をリノベーションした宿泊施設も増えていて、昔の暮らしを体験できるユニークな旅が楽しめます。
古民家宿は外観も内装も歴史情緒たっぷりで、まさに高山らしい体験ができます。囲炉裏や土間、古い欄間など、昔の建築の細部に職人の技が感じられます。一方で温泉旅館は大浴場でゆっくりできるのが強み。どちらも早めの予約が必要な人気施設が多いので、旅行が決まったら早めに押さえておきましょう。
2日目の観光モデルコース
2日目は少し足を伸ばして、高山周辺のスポットも楽しみましょう。
飛騨の里(合掌造り民家園)
市街地から少し離れた「飛騨の里」は、飛騨地方から移築した合掌造りの民家が集まる野外博物館です。入場料は大人700円。広い敷地に30棟以上の古民家が並び、中には入れるものもあります。
白川郷の合掌造りが有名ですが、飛騨の里でも同じような風景が楽しめます。白川郷は半日かかるけど飛騨の里なら2時間でOKなので、時間が限られているときにも便利です。敷地内では季節によって田植えや稲刈り、農作業などの体験イベントも開催されています。古民家の囲炉裏に火がたかれ、煙の香りがする空間はなんとも言えない懐かしさがあります。
飛騨高山まちの博物館(無料!)
市街地の中心部にある無料の博物館。高山の歴史・文化を展示しており、観光の予習や休憩がてら立ち寄るのにぴったりです。子連れにも優しい施設です。高山祭の山車の模型や、飛騨の民芸品、江戸時代の商家の様子を再現したジオラマなど、コンパクトながら内容が充実しています。無料なのにこのクオリティはコスパ最高です。
高山祭屋台会館
高山といえば「高山祭」!春(4月)と秋(10月)に行われる祭りは「日本三大美祭」のひとつです。この祭りで使われる豪華な山車(やたい)が展示されているのが「高山祭屋台会館」です。
入場料は大人1,000円ですが、精巧な細工が施された山車は息をのむほど美しい。祭りの時期に来られなくても、ここで雰囲気を味わえます。高山祭の山車は「動く陽明門」とも呼ばれるほどの豪華さで、江戸時代の職人たちが総力を結集して作り上げたもの。繊細な彫刻や金箔・漆の装飾は見ていて飽きません。会館内では山車にまつわる映像も流れており、実際の祭りの様子を知ることができます。
奥飛騨温泉郷への小旅行(時間があれば)
時間と体力に余裕がある方は、高山から車で約1時間の「奥飛騨温泉郷」まで足を伸ばすのもおすすめです。平湯・新穂高・福地・新平湯・栃尾という5つの温泉地が点在しており、北アルプスの大自然に囲まれた露天風呂が最高です。
特に「新穂高ロープウェイ」は標高2,156mの展望台まで上れる北アルプスの絶景スポット。晴れた日には槍ヶ岳や穂高連峰を目の前に見渡すことができます。帰りに奥飛騨の温泉で汗を流して帰るのがおすすめのルートです。
飛騨高山は温泉旅館での宿泊がセットになることが多い旅先。温泉グッズの準備も忘れずに、国内旅行の持ち物チェックリストで出発前に確認しておきましょう。




高山旅行をもっと楽しむためのヒント
食べ歩きのコツ
三町の食べ歩きは現金を用意しておくのがベターです(小さい屋台はキャッシュレス非対応のことも)。食べすぎ注意ですが、種類が多いので少量ずつ色々試すのがポイント。お腹を空かせて行くのが正解です!
食べ歩きで外せないメニューをまとめると、飛騨牛にぎり(こって牛など)・みたらし団子(甘辛醤油ダレ)・飛騨コロッケ・みたらしチュロス・五平餅など、和洋を問わず個性的なメニューが揃っています。全部制覇しようとすると相当お腹がいっぱいになるので、気になるものを優先順位をつけてトライしましょう。
みやげ物選び
高山のお土産といえば「さるぼぼ」(猿の赤ちゃんのような人形)が定番。縁起物で、赤が魔除け・黄色が金運など色で意味が違います。他にも飛騨地方の木工品や「みたらし団子」も人気のお土産です。
食べ物系のお土産としては「飛騨牛の味噌漬け」「朴葉みそ」「飛騨の甘酒」なども喜ばれます。朴葉みそは飛騨の郷土料理で、朴の葉の上に味噌を乗せて炙って食べるもの。家でも手軽に飛騨の味が再現できるのでおすすめです。
観光案内所の活用
高山駅を出てすぐのところに観光案内所があります。日本語・英語・中国語などに対応しており、地図やパンフレットも無料でもらえます。最新のイベント情報なども入手できます。観光案内所のスタッフさんが地元ならではの耳寄り情報を教えてくれることもあるので、初めて高山を訪れる方はまず立ち寄ってみてください。
詳しい観光情報は飛騨高山観光公式サイトを確認してみてください。
高山旅行の費用目安
1泊2日の高山旅行の費用感としては、宿泊が1人あたり8,000〜20,000円(温泉旅館で夕食付きなら15,000〜25,000円)、食事が1日あたり3,000〜8,000円(飛騨牛ディナー込み)、観光スポット入場料が合計1,500〜3,000円程度。交通費を除いて2日間で1人あたり2〜4万円程度が一般的な目安です。飛騨牛のディナーやランチをどれくらい奮発するかによってだいぶ変わってきます。


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