
「いつかはイタリアに行ってみたい!」という夢を持っている人は多いはず。美食、芸術、歴史、自然…イタリアはあらゆる旅の楽しみが詰まった国です。
中でもローマ・フィレンツェ・ベネチアの3都市周遊は、初めてのイタリア旅行の定番コース。それぞれの都市が全く異なる魅力を持っていて、1回の旅でイタリアの多彩な顔を体験できます。
ローマは古代遺跡、フィレンツェはルネッサンス芸術、ベネチアは水の都の絶景と、三者三様の魅力があります。この記事では、各都市のおすすめ観光スポットとモデルプランをまとめてご紹介します!
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イタリア旅行の基本情報
日本からのアクセス
日本からイタリアへの直行便は、羽田・成田からローマ(フィウミチーノ空港)やミラノ(マルペンサ空港)への路線が出ています。フライト時間は約13〜14時間。ITA Airways(旧アリタリア)や日本航空、ANAが主な選択肢です。
3都市を効率よく回るには、北部のミラノかベネチアに入って南に下りながらローマで帰国するルート、または逆ルートが定番です。
また、ヨーロッパの他の都市を経由して乗り継ぎでイタリアに入る方法もあります。フランクフルト・パリ・ロンドンなどを乗り継ぎ地として、LCCを組み合わせると費用を抑えられることも。ただし乗り継ぎ時間には余裕を持たせましょう。
ビザと基本情報
日本国籍保持者はイタリア(シェンゲン協定国)への90日以内の観光ならビザなしで入国できます。ユーロ圏なので通貨はユーロ(€)。クレジットカードが広く使えますが、小さなバール(カフェ)や市場では現金が必要なこともあります。
スリや置き引きは観光地で注意が必要です。特にローマのコロッセオやバチカン周辺、ベネチアのサン・マルコ広場周辺は観光客が多く、貴重品の管理を徹底しましょう。ショルダーバッグは体の前側にかけ、リュックサックは前背負いにするのが対策として有効です。
おすすめの旅行時期
イタリア観光のベストシーズンは春(4〜6月)と秋(9〜11月)。気候が穏やかで観光しやすく、夏ほど混んでいないのでゆったり楽しめます。
夏(7〜8月)は非常に混雑し、コロッセオやウフィツィ美術館など人気スポットは長蛇の列に。真夏に行く場合は、事前のチケット予約が必須です。
冬(12〜2月)は観光客が少なく、ホテル代も下がります。寒さはありますが雨や雪が多いわけではなく、ゆったりと美術館や歴史スポットを回れるメリットも。クリスマス時期のベネチアやローマの街は特別な雰囲気で、幻想的な雰囲気を楽しめます。
ローマ観光ガイド:永遠の都で古代ローマを体感
コロッセオ(古代ローマの円形競技場)
ローマ観光の筆頭といえばコロッセオ!約2,000年前に建てられた巨大な円形競技場は、今でも圧倒的な存在感を放っています。かつては5万人を収容し、剣闘士の戦いや動物との闘いが繰り広げられた場所です。
チケットはオンラインでの事前購入が強くおすすめ。現地の列は長く、予約なしでは数時間待つことも。フォロ・ロマーノ(古代ローマのフォーラム)やパラティーノの丘との共通チケットがお得です。
コロッセオのオンラインチケットサイトから事前購入できます。
コロッセオの地下部分(地下道・舞台裏)や最上階部分へのアクセスは特別チケットが必要な有料ツアーとなっています。普通のチケットよりコストはかかりますが、剣闘士たちが待機していた地下通路を歩く体験は歴史ファンには堪らないものです。早めの予約がおすすめです。
バチカン市国(サン・ピエトロ大聖堂とシスティーナ礼拝堂)
ローマ市内にある世界最小の独立国家バチカン市国。カトリック教会の総本山であるサン・ピエトロ大聖堂は、ミケランジェロが設計したクーポラ(ドーム)が印象的で、内部に入ると息をのむスケールの美しさに圧倒されます。
バチカン博物館内のシスティーナ礼拝堂は、ミケランジェロが天井に描いた「天地創造」が有名で、美術ファンにとってはまさに聖地。こちらも入場チケットの事前予約は必須です。
バチカン博物館はコレクションの量が膨大で、全部見るには半日以上かかります。見学後は広場のカフェやレストランで休憩。バチカン周辺のレストランは少し割高ですが、テベレ川沿いに向かうと地元の人も通うリーズナブルなトラットリア(食堂)が見つかります。
スペイン広場・トレビの泉・ナヴォーナ広場
ローマ観光といえばこの3つの広場も外せません。
- スペイン広場:映画「ローマの休日」で有名な階段広場。ショッピングエリアにも近い
- トレビの泉:後ろ向きにコインを投げ込むと「ローマに再来できる」という言い伝えが。昼間は大混雑なので朝早めか夜がおすすめ
- ナヴォーナ広場:ベルニーニが手がけた「四大河の噴水」が中央に立つ優雅な広場。カフェでのんびりするのに最適
トレビの泉は夜中でも観光客が多いですが、夜のライトアップは日中より幻想的な雰囲気があります。早朝6〜7時ごろが最も人が少なく、ゆっくり写真が撮れるおすすめの時間帯です。スペイン広場の階段は飲食禁止となっているのでジェラートを持っての観光は注意が必要です。
ローマのグルメ
ローマに来たら食事も外せません。ローマ料理の定番は「カルボナーラ」「カチョ・エ・ペペ(チーズと黒胡椒のパスタ)」「アマトリチャーナ」など、シンプルながら深みのある味わい。地元のトラットリアで食べるパスタは格別です。
食後のジェラートも忘れずに。ローマにはジェラート専門店が多く、ミルク・ピスタチオ・ストラッチャテッラなど本格的なフレーバーが楽しめます。有名店は「Giolitti(ジョリッティ)」や「Fatamorgana」などが挙げられます。
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フィレンツェ観光ガイド:ルネッサンス芸術の宝庫
ウフィツィ美術館(世界最高峰の絵画コレクション)
フィレンツェといえばウフィツィ美術館!ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」「春(プリマヴェーラ)」をはじめ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどルネッサンスの巨匠たちの名作が勢揃い。
世界中からの観光客が訪れる超人気スポットなので、チケットの事前予約は絶対に必要。当日は数時間待ちになることも珍しくありません。じっくり鑑賞するなら半日は確保したいです。
ウフィツィ美術館はウフィツィ公式サイトやGeTicketなど複数のサービスで事前購入できます。人数制限があるため人気の時間帯は早々に完売します。特に春〜夏の繁忙期は1〜2ヶ月前に予約するのが理想的です。絵画を詳しく解説してもらいたい場合は公式ガイドツアーへの参加もおすすめです。
フィレンツェ大聖堂(ドゥオーモ)
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(通称ドゥオーモ)は、フィレンツェのシンボル。ルネッサンス建築の傑作とされる巨大なクーポラ(ドーム)は、ブルネレスキによって設計されました。
クーポラの頂上まで登る(約463段の階段)と、フィレンツェの赤い屋根が連なる街並みの絶景を一望できます。体力に自信のある人はぜひチャレンジを!こちらも事前予約が必要です。
大聖堂自体の内部見学は無料(拝観券は必要)ですが、クーポラ登頂・ジョットの鐘楼・洗礼堂などはセット券が便利。フィレンツェ大聖堂のオペラ・デル・ドゥオーモ公式サイトから購入できます。ドゥオーモ周辺は人が多く集まるエリアなので荷物管理を徹底しましょう。
ミケランジェロ広場(フィレンツェの絶景スポット)
丘の上にあるミケランジェロ広場は、フィレンツェの街を一望できる最高の展望スポット。夕暮れ時にはアルノ川とドゥオーモを望む黄金色に染まった街並みが広がり、訪れた人のほぼ全員が「来てよかった」と感じる感動の景色です。
市内中心部から徒歩で行くと30〜40分ほどかかりますが、のんびり歩くのも雰囲気があります。バスや自転車タクシーでのアクセスも可能。日没の1〜2時間前に着くと、光が刻々と変わる様子を楽しめます。広場にはジェラート屋さんやバールもあるのでゆっくり過ごせます。
ポンテ・ヴェッキオ(宝石商が並ぶ橋)
アルノ川に架かるポンテ・ヴェッキオは、フィレンツェを代表する橋。橋の上には金細工や宝石店が立ち並び、独特の景観を作り出しています。橋の上からのアルノ川の眺めも素晴らしく、写真スポットとしても定番です。
橋上の宝石・金細工店は、観光地価格とはいえ職人が作った本格的な商品が並んでいます。予算がなくても見るだけでも楽しいですし、対岸にわたってオルサンミケーレ教会方面を歩くとローカルな雰囲気のフィレンツェも体感できます。
ベネチア観光ガイド:水の都でゴンドラ体験
サン・マルコ広場と大聖堂
ベネチア観光の中心地サン・マルコ広場は、ナポレオンが「ヨーロッパで最も美しい広場」と称した場所。広場に面したサン・マルコ大聖堂は、東方正教会の様式とゴシック・ロマネスク様式が混ざった独特の外観で、その豪華な内装は必見です。
広場の真横にはドゥカーレ宮殿(総督宮殿)もあり、当時のベネチア共和国の権力と富を感じさせる絢爛な内部が見学できます。
ベネチアは潮位上昇(アクア・アルタ)により、特に秋〜冬は広場が浸水することがあります。旅行前に気候情報と防水の靴や長靴を準備しておくと安心です。サン・マルコ広場は朝早い時間帯が最も人が少なく、静かな雰囲気の中で写真が撮れます。
ゴンドラ体験(ベネチアの定番体験)
ベネチアに来たらやっぱりゴンドラは乗っておきたいところ!黒いゴンドラに乗り、ゴンドリエーレ(漕ぎ手)が細い水路を進む体験は、ベネチアでしかできない特別なもの。
料金は1艘あたり昼間の標準コース(30分)で90ユーロ、夜間(19:00以降)は35分で110ユーロが公定価格です。複数人で乗れば1人あたりの費用を抑えられます。大運河よりも細い路地の水路を通るコースの方が、ベネチアらしい雰囲気を楽しめます。
ゴンドラは乗り場(ゴンドラ乗り場の標識「Gondola」があるポイント)から乗船できます。料金は公定価格ですが、乗船前にコース・料金・時間をしっかり確認しておきましょう。ゴンドリエーレが歌を歌うサービスは別途費用がかかることが多いです。夕方〜夜のゴンドラはロマンチックな雰囲気で、カップルや夫婦に特に人気です。
リアルト橋と市場
リアルト橋は大運河に架かるベネチアで最も有名な橋。橋の両側には土産物店が並び、いつも観光客で賑わっています。橋から見る大運河の景色は絵はがきのよう。
橋の近くにはリアルト市場があり、新鮮な魚介類や野菜が並ぶ活気あるローカル市場を体験できます。早朝から開いているので、朝の散歩がてら訪れるのがおすすめです。
リアルト市場の魚市場(Pescaria)は早朝から開いており、地元のシェフが仕入れに来る本物の市場。カラフルな魚介類を眺めているだけでも楽しいです。市場近くのバールで地元民と一緒にプロセッコ(スパークリングワイン)を一杯飲む朝の習慣「ombre(オンブレ)」は、ベネチアらしい文化体験です。
ムラーノ島・ブラーノ島へのボート旅
ベネチア本島から船で行けるムラーノ島とブラーノ島もおすすめです。ムラーノ島は500年以上の歴史を持つガラス工芸の島で、工房でガラス作りの実演を見学できます。
ブラーノ島はカラフルに塗られた家々が並ぶ、とにかくフォトジェニックな島。インスタ映え抜群の写真が撮れると大人気です。
ムラーノ島・ブラーノ島へはヴァポレット(水上バス)で行けます。島ごとに個性があり、ムラーノ島ではガラス工芸品のお土産が人気(本物は高いけど職人技は必見)、ブラーノ島ではレース工芸品とカラフルな景色が楽しめます。2つの島を合わせて半日コースで回るのが定番ルートです。
イタリア3都市を巡る旅では、移動が多いぶん荷物のコンパクトさが命です。海外旅行の持ち物リストで忘れ物ゼロの準備をしておきましょう。




3都市を効率よく回るモデルコース
7〜8日間の王道ルート
- 1〜2日目:ベネチア(ゴンドラ・サン・マルコ広場・島めぐり)
- 3〜4日目:フィレンツェ(ウフィツィ・ドゥオーモ・ミケランジェロ広場)
- 5〜7日目:ローマ(コロッセオ・バチカン・スペイン広場・トレビの泉)
- 8日目:帰国
鉄道での都市間移動が便利で、ベネチア→フィレンツェは約2時間、フィレンツェ→ローマは約1時間半(高速鉄道利用)。鉄道チケットはイタリア国鉄(Trenitalia)公式サイトで事前購入できます。
都市間の移動には「フレッチャロッサ(高速列車)」が快適で所要時間も短く、早めに予約すると割引料金で乗れます。ローマ→フィレンツェの1等席でも早割なら3,000〜5,000円程度のことも。ミラノまで足を伸ばす場合はミラノ→ベネチアも約2時間30分で移動できます。
旅行の費用感
イタリア3都市旅行の費用は、航空券・ホテル・食費・観光費を合わせて1人20〜40万円が目安です。ローマ・フィレンツェはホテル代が比較的安い一方、ベネチアは観光地としての人気から宿泊費が高めになりがちです。ベネチアは本島より対岸のメストレ地区に宿を取るとコストを抑えられます。
食費はランチのセットメニュー(プリモ・セコンド・ドリンク)が10〜15ユーロ程度、ディナーで食べてもトラットリアなら1人2,000〜3,000円程度。イタリアはカフェ(バール)でのコーヒー(カフェ・エスプレッソ)が1〜2ユーロと安く、立ち飲みスタイルが地元流です。


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