日本は世界屈指の温泉大国でありながら、「どこの温泉に行けばいいのかわからない」という方は意外と多いものです。
全国に約3,000か所もある温泉地の中から、自分にぴったりの場所を見つけるのは確かに簡単ではありません。しかし、「泉質」「雰囲気」「アクセス」といった軸で整理してみると、理想の温泉地はぐっと絞り込めます。温泉旅館の選び方もあわせて参考にしてください。
この記事では、全国のおすすめ温泉地を泉質別・目的別・エリア別に分類してご紹介します。温泉初心者の方も、何度も温泉を訪れている方も、新しいお気に入りの温泉地が見つかる内容になっています。

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じゃらんnetで宿を探す温泉選びの基本|泉質を知ると選びやすくなる
温泉には泉質ごとに異なる特徴があります。自分の好みや旅行の目的に合った泉質を知っておくと、温泉選びがぐっとラクになります。以下に代表的な泉質をまとめました。
| 泉質 | 特徴 | 代表的な温泉地 |
|---|---|---|
| 単純温泉 | 肌に優しく万人向け。初心者におすすめ | 下呂温泉、道後温泉 |
| 塩化物泉 | 保温効果が高い。冷え性の方に | 熱海温泉、城崎温泉 |
| 炭酸水素塩泉 | 「美肌の湯」。肌がすべすべに | 嬉野温泉、龍神温泉 |
| 硫黄泉 | 独特の匂い。殺菌力が強い | 草津温泉、万座温泉 |
| 硫酸塩泉 | 傷の湯とも。切り傷や皮膚トラブルに | 四万温泉、玉造温泉 |
| 酸性泉 | 殺菌力が最も強い。敏感肌の方は注意 | 蔵王温泉、玉川温泉 |
| 含鉄泉 | 鉄分を含む赤茶色の湯 | 有馬温泉(金泉) |
泉質について詳しく知りたい方は、環境省の温泉ページで公式情報を確認できます。
【目的別】おすすめ温泉地ガイド
とにかく泉質重視!”本物”の温泉に入りたい人向け
草津温泉(群馬県)
日本三名泉のひとつで、自然湧出量は日本一を誇ります。強酸性の硫黄泉はパワフルな泉質で、「恋の病以外は治る」といわれるほどです。湯畑を中心にした温泉街の雰囲気も抜群で、夜のライトアップは幻想的な美しさがあります。源泉かけ流しの宿が多い点も見逃せません。温泉好きなら一度は訪れていただきたい、日本を代表する温泉地です。
別府温泉(大分県)
源泉数・湧出量ともに日本一を誇ります。8つの温泉エリア(別府八湯)があり、それぞれ泉質が異なるため、ひとつの街で温泉のハシゴができるという贅沢な楽しみ方ができます。地獄めぐりなどの観光も充実していて、温泉以外の時間も退屈しません。
乳頭温泉郷(秋田県)
田沢湖の近くにある7つの温泉宿が集まった秘湯の里です。特に「鶴の湯」は日本屈指の秘湯として名高く、乳白色の露天風呂は一生の思い出になる景色です。冬の雪見風呂は格別な体験になります。
美肌になりたい人向け
嬉野温泉(佐賀県)
日本三大美肌の湯のひとつです。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、入った瞬間に肌がヌルヌルすべすべになるのを実感できます。嬉野茶を使った温泉湯豆腐が名物で、グルメも同時に楽しめる温泉地です。
玉造温泉(島根県)
出雲大社とセットで行ける美肌温泉です。「美肌の湯」と呼ばれる硫酸塩泉は、化粧水レベルの泉質と評されるほど。温泉街に点在する足湯スポットも楽しく、出雲大社の参拝後に立ち寄るのがおすすめのコースです。
龍神温泉(和歌山県)
日本三大美人の湯のひとつです。山奥の秘境にあるため非日常感が抜群で、ナトリウム-炭酸水素塩泉に浸かると、肌がしっとりスベスベになるのを実感できます。

温泉街の雰囲気を楽しみたい人向け
城崎温泉(兵庫県)
7つの外湯をめぐる「外湯めぐり」が名物の温泉地です。浴衣姿で下駄を鳴らしながら温泉街を歩く風情は、城崎ならではの体験です。冬はカニ料理も堪能できるため、グルメ目的の旅行にも最適です。
銀山温泉(山形県)
大正ロマンの雰囲気が漂うレトロな温泉街です。冬の雪景色にガス灯が灯る光景は、「千と千尋の神隠し」のモデルとも言われるほど幻想的です。宿の数が少ないため予約は早めに取ることをおすすめします。人気シーズンは数ヶ月前から埋まることも珍しくありません。
道後温泉(愛媛県)
日本最古の温泉のひとつで、「道後温泉本館」は重要文化財に指定されています。保存修理工事が完了し、往時の美しさがよみがえりました。松山城や坊ちゃん列車など周辺観光もセットで楽しめる温泉地です。
秘湯・にごり湯が好きな人向け
万座温泉(群馬県)
標高1,800mにある日本最高所の温泉です。硫黄含有量は日本一で、エメラルドグリーンのにごり湯が特徴です。冬はスキーと温泉を両方楽しめます。標高が高いぶん、星空を眺めながら入る露天風呂は格別です。
酸ヶ湯温泉(青森県)
八甲田山の中腹にある一軒宿です。名物の「ヒバ千人風呂」は160畳もの広さを誇る大浴場(仕切りあり)で、そのスケールに圧倒されます。酸性の白濁湯は温泉好きなら一度は体験していただきたい泉質です。
黒川温泉(熊本県)
阿蘇の近くにある里山の温泉郷です。「入湯手形」(1,300円で3か所の露天風呂に入れる仕組み)を使った露天風呂めぐりが大変人気です。温泉街全体が統一された和の雰囲気で、散策するだけでも癒されます。
【エリア別】アクセス重視で選ぶおすすめ温泉
関東から行きやすい温泉
- 箱根温泉(神奈川):新宿から約90分。20種類の泉質が楽しめる「温泉のデパート」
- 草津温泉(群馬):東京から約3時間。日本を代表する名湯
- 鬼怒川温泉(栃木):東京から約2時間。渓谷沿いの露天風呂が見事
関西から行きやすい温泉
- 有馬温泉(兵庫):大阪から約1時間。日本三名泉のひとつ。金泉・銀泉の2種類を楽しめる
- 城崎温泉(兵庫):大阪から約2時間半。外湯めぐりの聖地
- 白浜温泉(和歌山):大阪から約2時間半。海を見ながら入る露天風呂が格別
温泉旅行をもっと楽しむためのコツ
せっかくの温泉旅行をより満喫するために、押さえておきたいポイントをご紹介します。
湯あたりを防ぐ入り方
温泉に張り切って長時間入りすぎると、のぼせたり体調を崩したりすることがあります。1回の入浴は15〜20分が目安です。何度かに分けて入る「分割入浴」がおすすめです。こまめな水分補給も忘れずに行いましょう。下呂温泉のモデルコースは以下の記事で紹介しています。

かけ湯は必ず
いきなり湯船に入るのはマナー違反です。足先から膝、腰、肩の順にしっかりかけ湯をしてから入りましょう。マナーの面だけでなく、体を温泉の温度に慣らすという健康面での意味もあります。
酸性泉や硫黄泉は肌への刺激が強いため、敏感肌の方は注意が必要です。初めての泉質は短めの入浴から試して、肌の調子を見ながら入浴時間を調整しましょう。
平日に行くのが断然おすすめ
温泉は平日に訪れると、料金が安くなるだけでなく、露天風呂をほぼ貸切状態で楽しめることもあります。贅沢な静けさの中でゆっくり湯に浸かる時間は、平日ならではの醍醐味です。温泉旅館の選び方は以下の記事でも解説しています。





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じゃらんnetで宿を探すまとめ
日本には数え切れないほどの温泉地がありますが、まずは「何を求めるか」を決めると選びやすくなります。泉質重視なら草津や別府、美肌なら嬉野や玉造、雰囲気なら城崎や銀山がおすすめです。
温泉は何度でも足を運びたくなる不思議な魅力があります。この記事を参考に、ご自身だけの「推し温泉」をぜひ見つけてみてください。
温泉の泉質や効能について詳しくは環境省 温泉のページを参考にしてみてください。各地の温泉情報は日本温泉協会公式サイトでも確認できます。
※この記事の情報は記事執筆時点のものです。料金・営業時間・泉質などは変更になる場合がありますので、お出かけ前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。
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