
「草津温泉に行ってみたいけど、どう回ればいいかわからない…」そんな人、多いですよね。
草津温泉は群馬県が誇る日本トップクラスの名湯で、毎分32,300リットルという国内最大級の湯量を誇ります。でも初めて行く場合、どこを見て、何を食べて、どこで入浴するか、ちょっと迷いますよね。
そこでこの記事では、草津温泉を最大限楽しめる1泊2日のモデルコースを丁寧に紹介します。定番スポットはもちろん、食べ歩きグルメや外湯体験まで、ぎっしり詰め込みました!
草津温泉ってどんなところ?基本情報をチェック
日本三名泉のひとつ!草津温泉の魅力
草津温泉は、下呂温泉(岐阜県)・有馬温泉(兵庫県)とともに日本三名泉に数えられる、超有名な温泉地です。標高約1,200メートルの高地にあり、夏でも涼しくて快適に過ごせるのが特徴のひとつ。
泉質は強酸性で、殺菌力が非常に高く「草津の湯は万病に効く」と昔から言われてきました。ちょっと熱めのお湯に浸かると、全身がシャキッとするあの感覚、一度味わうとやみつきになりますよ。pH値は約2.1と非常に酸性度が高く、これは全国の温泉の中でもトップクラス。肌がツルツルになると評判で、美肌効果を求めて何度も訪れるリピーターも多いんです。
また、草津温泉の泉質は塩化物泉・硫酸塩泉・酸性泉の3種類があり、源泉の場所によっても少しずつ成分が異なります。旅館ごとに引いている源泉が異なる場合もあるため、宿選びの際に泉質をチェックしてみるのも楽しいですよ。
草津温泉の基本的なエリア構成
草津温泉の観光エリアは、湯畑を中心に半径500メートル以内にコンパクトにまとまっています。主要な観光スポットは全部歩いて回れるので、車がなくても全然OK。
大きく分けると、こんなエリアになります。
- 湯畑エリア:草津温泉のシンボル。周囲には散策路やお土産屋さんが充実。毎分4,000リットルもの温泉が湧き出す大迫力スポット
- 西の河原エリア:湯畑から徒歩10分ほど。大きな露天風呂と公園が魅力。温泉成分を含んだ川が流れる神秘的な場所
- 湯本坂・温泉街エリア:食べ歩きや買い物が楽しいメインストリート。温泉まんじゅうのお店が密集している
- 熱乃湯エリア:湯もみショーが見られる歴史的な施設。湯畑から徒歩数分とアクセス抜群
草津温泉バスターミナルから湯畑まではほぼ平坦で徒歩5分程度。バスで到着したらすぐにメインスポットへアクセスできるので、観光のスタートがスムーズです。荷物は各旅館に預けるか、バスターミナル内のコインロッカーを活用しましょう。
草津温泉のベストシーズン
草津温泉は年中楽しめますが、特におすすめなのが夏と秋。夏は標高が高いため涼しく、避暑地としても人気があります。東京が35度近くになる真夏でも、草津は20〜25度前後と快適な気温が続くことが多いんです。秋は紅葉との組み合わせが最高で、湯畑周辺が美しい色に染まります。例年10月下旬〜11月上旬が見頃で、湯けむりと紅葉の組み合わせはまさに絶景です。
冬は雪景色の中で温泉という絵になる体験ができますが、路面凍結に注意が必要です。スキーやスノーボードを楽しむ観光客も多く、草津温泉スキー場も近くにあります。春は静かに旅を楽しみたい人に向いていますよ。ゴールデンウィークは少し混雑しますが、梅雨の晴れ間を狙って行くのも穴場です。
1日目のモデルコース:午後到着から夜まで
14:00〜 まずは湯畑でお出迎え
草津温泉に着いたら、まず「湯畑」に直行しましょう。湯畑は草津温泉のシンボルで、毎分約4,000リットルの温泉が湧き出す圧倒的な光景が待っています。もうもうと立ち上がる湯けむりは、写真映えも抜群です。
湯畑の周りはきれいに整備された遊歩道になっていて、ゆっくり散歩しながら雰囲気を楽しめます。夜はライトアップされて、また違った幻想的な雰囲気に。湯畑の周囲には7つの湯樋(ゆとい)が並んでいて、源泉が冷やされながら流れ落ちる様子は独特の美しさがあります。この湯樋を伝うことで草津温泉名物の「湯の花」が生まれるんですよ。
湯畑のすぐ近くにある「白旗の湯」は、共同浴場(無料)のひとつ。地元の人と一緒に気軽に温泉を楽しめる場所で、観光気分のままサクッと入浴できます。白旗の湯は源頼朝が発見したという伝説もある、歴史ある浴場です。ただし石けんやシャンプーは使用禁止なのでご注意を。
湯畑の周辺には足湯スポットも複数あります。「湯畑源泉足湯」は無料で利用できるので、散策の合間に気軽に足を温めることができますよ。
16:00〜 西の河原通りで食べ歩き
湯畑から西の河原公園に向かう「西の河原通り」は、草津温泉でいちばん活気ある商店街です。温泉まんじゅう、温泉コロッケ、草津名物の「湯の花まんじゅう」など、食べ歩きグルメが充実しています。
個人的に外せないのが温泉まんじゅう(1個100円〜)。草津温泉に来たら絶対食べてほしい定番スイーツです。焼きたてを食べると最高においしいパン!温泉まんじゅうは各店によって生地の風味や餡の甘さが微妙に異なるので、食べ比べも楽しいですよ。老舗の「松むら饅頭」や「熱乃湯前まんじゅう」は特に人気があります。
他にも「草津温泉プリン」は近年人気急上昇中のスイーツ。温泉水を使って作られたプリンは、ひんやり滑らかな食感で暑い時期には特においしいです。西の河原通りには飲食店だけでなく、草津ならではのお土産屋さんも並んでいます。湯の花、草津煎餅、草津温泉コスメなど、センスのいいお土産が揃っていますよ。
17:00〜 西の河原露天風呂でとろける
西の河原通りを抜けた先にある「西の河原露天風呂」は、草津温泉で絶対入りたいスポットのひとつ。男女合計約500平方メートルという巨大な露天風呂で、開放感が半端じゃありません。
入浴料は大人800円(子ども400円)。雄大な自然に囲まれながら、たっぷりの温泉に浸かる体験は最高です。夕暮れ時に入ると、空の色が変わっていく様子を見ながら浸かれますよ。営業時間は4〜11月が7:00〜20:00(最終入館19:30)、12〜3月が9:00〜20:00(最終入館19:30)です。
西の河原露天風呂に向かう途中の西の河原公園も見どころのひとつ。公園内の川の底からも温泉が湧き出していて、川全体がほんのり温かいんです。澄んだ温泉水が流れる川を眺めながら散策するだけでも十分楽しめますよ。温泉成分で川底が独特の色に染まっている様子は、ここでしか見られない景色です。
18:30〜 温泉街でディナー
草津温泉の温泉街には、地元の食材を活かした飲食店がたくさんあります。群馬名物の「おっきりこみ」(太い手打ちうどんを野菜と煮込んだ料理)や、舞茸を使った料理が人気です。湯畑周辺の食堂やレストランでのんびり夕食を楽しみましょう。
草津温泉でぜひ食べてほしいのが、舞茸の天ぷら。群馬県は舞茸の産地として有名で、肉厚でジューシーな舞茸は絶品です。また、上州牛を使った料理も地元グルメのひとつ。すき焼きや鉄板焼きでいただく上州牛は、旅の締めくくりにふさわしい贅沢な一品です。
夕食後は再び湯畑へ。夜のライトアップされた湯畑は昼とはまったく違う幻想的な雰囲気で、旅の思い出として必ず残るシーンになりますよ。宿に戻る前に夜の散歩がてら立ち寄ってみましょう。
2日目のモデルコース:朝から帰るまで
09:00〜 朝の湯畑散歩&朝風呂
2日目の朝は、ちょっと早起きして湯畑を散歩するのがおすすめ。朝の静かな湯畑は観光客が少なくて、湯けむりの中の幻想的な雰囲気を独り占めできます。朝靄とともに立ち上る湯けむりは、特に幻想的な美しさ。写真好きの方には絶好のシャッターチャンスです。
朝風呂は旅館の内湯でもよいですし、早朝から営業している共同浴場を使うのもいいですよ。草津温泉には「御座の湯」「千代の湯」など複数の共同浴場があります。「千代の湯」は朝5時から開いていることも多いので、早起きした際にはぜひ立ち寄ってみて。
朝食後の散歩コースとして、湯畑から少し登った「光泉寺」もおすすめ。石段を上った先にある古刹で、境内から湯畑を見下ろす景色が絵になります。温泉地の歴史と信仰が凝縮された場所で、静かに朝の空気を感じながら参拝するのがおすすめです。
10:30〜 熱乃湯で湯もみショーを観覧
草津温泉の名物体験のひとつが「熱乃湯」での湯もみショー。湯もみとは、温度が高すぎて入れない温泉を長い板でかき混ぜて冷ます伝統的な技法です。
ショーは1日6回開催(午前:9:30・10:00・10:30、午後:15:30・16:00・16:30)され、民謡「草津節」に合わせて湯もみを披露してくれます。観覧だけでなく湯もみ体験もできるので、思い出にひとつやってみましょう!観覧料は大人700円、小学生350円です。
熱乃湯は湯畑のすぐそば(草津温泉バスターミナルから徒歩5分)にあるので、アクセスも便利。ショーの前後に湯畑をもう一度散策すれば、朝の光の中でまた違う表情を楽しめます。湯もみ体験は実際にやってみると想像以上に力がいることに気づくはず。伝統を受け継ぐ方々の技術を間近で体感してみてください。
12:00〜 ランチ&お土産タイム
帰り前にランチと買い物の時間を。お土産の定番は湯の花(草津温泉の成分を結晶化したもの)や温泉まんじゅう、草津名物の「草津煎餅」などが人気です。
ランチは西の河原通り沿いのカフェや食堂で軽めに済ませるのがちょうどいいですよ。帰り道に渋川・伊香保方面を経由するなら、途中で群馬名物の「焼きまんじゅう」を食べるのも旅の楽しみのひとつ。駅の売店でも草津温泉のお土産が充実しているので、荷物になるものは帰りの電車やバスの前にまとめて購入するのがスマートです。
草津温泉のお土産でひとつ特筆したいのが「草津温泉入浴剤」。温泉の成分をそのまま閉じ込めた本格的な入浴剤で、自宅のお風呂でも草津の湯気分が楽しめます。家族へのプレゼントにも喜ばれる一品ですよ。
外湯めぐりの完全ガイド
草津温泉の共同浴場(無料・有料)
草津温泉には無料で入れる共同浴場が複数あります。地元の人が日常的に使っている「まちの温泉」で、観光客も入浴できます。主な共同浴場は次のとおりです。
- 白旗の湯:湯畑のすぐ隣。最もアクセスがよい無料浴場。源頼朝発見の伝説あり
- 千代の湯:こじんまりとした雰囲気のある無料浴場。早朝から利用可能なことも
- 地蔵の湯:地蔵堂に隣接する無料浴場。歴史情緒あり。温泉街の北側に位置
有料の外湯としては「御座の湯」(大人900円)や「西の河原露天風呂」(大人800円)が有名です。御座の湯は2013年にリニューアルされた比較的新しい施設で、木の温もりを感じる風情ある造りが人気。タオルのレンタルも可能です。旅のスタイルに合わせて組み合わせるといいですよ。
複数の外湯を楽しむなら「草津温泉湯めぐり手形」の利用もおすすめ。3か所の外湯を選んで入浴できるセットで、旅館やバスターミナル近くの観光案内所で購入できます。
日帰り入浴できる宿も多い
草津温泉の旅館やホテルの多くが日帰り入浴を受け付けています。宿の温泉は設備がしっかりしていて、タオルのレンタルもできるので気軽に立ち寄れます。各宿の日帰りプランは予約サイトやホームページで確認しましょう。
特に人気なのが、旅館の「貸切風呂」。1〜2時間程度の予約制で、家族やカップルで温泉を独占できます。料金は1,500〜5,000円程度と幅がありますが、プライベートな温泉体験は忘れられない思い出になりますよ。草津の温泉宿の中には、露天風呂付き客室を持つ宿もあるので、特別な旅にしたい方はそういった宿を選ぶのもいいですね。
草津温泉でのグルメ・食べ歩きスポット
西の河原通りの食べ歩きグルメ
草津温泉の食べ歩きといえば西の河原通り。個性豊かなお店が並んでいて、ぶらぶら歩きながらつまみ食いするのが楽しいんです。
絶対に食べてほしいのが温泉まんじゅう。お店ごとに生地や餡が少し違うので、食べ比べてみるのも面白いですよ。草津名物の「草津温泉プリン」も最近人気が出てきました。また、温泉コロッケは揚げたてサクサクで、散歩のお供にぴったりの一品です。
西の河原通りにある「山びこ」や「いわしや」などの老舗では、草津の伝統的なお土産を扱っています。湯の花を使った石けんや、草津温泉ブランドのコスメも人気商品。旅の記念や贈り物に喜ばれます。
草津の名物料理を楽しもう
食事処では、群馬の郷土料理がいただけます。特におすすめは「おっきりこみ」という幅広の手打ちうどんを根菜と煮込んだ料理。体の芯から温まる一品で、温泉旅行との相性が最高です。
また、信州(長野)に近いエリアということもあって、山菜や舞茸を使った料理も豊富です。地元の食材を活かした定食や鍋料理を提供するお店も多いですよ。舞茸ごはんや舞茸の天ぷら定食は、量も多くてコスパ抜群。温泉地の食事としてはリーズナブルな値段で楽しめるのも嬉しいポイントです。
夜のお酒好きには、湯畑周辺にある居酒屋がおすすめ。地元の地酒「水芭蕉」や群馬の地ビールと一緒に、舞茸や上州牛を使った一品料理を楽しむのが草津旅行通の過ごし方です。
草津温泉への公式情報・参考リンク
草津温泉の最新情報は公式サイトで確認するのが確実です。
- 湯Love草津(草津温泉観光協会公式サイト) :観光情報や共同浴場の情報はここで確認
- びゅうトラベル(JR東日本):草津温泉モデルコース :電車で行く際の参考に
- ニフティ温泉:草津のおすすめ観光スポット :口コミ情報も参考に



