※本記事にはプロモーションが含まれます。
海外のホテルを探していると、必ずと言っていいほど出てくるのがagoda(アゴダ)です。料金が安く見えるので気になってはいるけれど、「トラブルが多いらしい」という話も耳に入ってきて、予約ボタンを押す手が止まっている。そんな方も多いと思います。
結論から書きます。agodaはアジア圏のホテルを探すときには非常に強い予約サイトです。一方で日本国内の宿泊予約については2024年から2025年にかけてトラブルが相次ぎ、2025年3月には観光庁から業務改善を要請されています。
この記事では、agodaの強みと、起きたトラブルの経緯・その後の対応まで隠さずまとめます。そのうえで「どんな使い方なら向いているのか」をはっきり書きます。

agoda(アゴダ)とは?サービス概要
| サービス名 | agoda(アゴダ) |
|---|---|
| 運営会社 | Agoda Company Pte. Ltd.(シンガポール)/日本法人はAgoda International Japan株式会社 |
| 設立 | 2005年(2007年11月にプライスラインドットコムが買収) |
| 親会社 | ブッキング・ホールディングス(Booking.comと同じグループ) |
| 取扱い | ホテル・宿泊施設、航空券、空港送迎など |
| 特典制度 | AgodaVIP/アゴダコイン/キャッシュバック特典/ポイントマックス |
| サポート | 24時間365日対応(チャット・メール・電話) |
| 会員登録 | 無料 |
もともとバンコクを拠点に立ち上がり、2010年4月に本拠地をシンガポールへ移転、同時に日本にも事務所を開設しています。アジアで育ったサイトという出自が、そのまま現在の強みです。
親会社はBooking.comと同じブッキング・ホールディングス。兄弟のような関係ですが決済のしくみがまったく違います。
agodaの強み
アジア圏のホテルに強い
これがagodaの本体です。タイ、ベトナム、台湾、韓国、マレーシアといったアジア各国は掲載の幅が広く、日本の予約サイトでは出てこないローカルな宿まで候補に上がります。相場感がつかめていない方ほどこの広さが効いてきます。
AgodaVIPで割引・限定料金が使える
公式サイトには「サインインしてVIPステータス更新に必要な予約数を獲得すると、よりお得な割引や限定料金をゲットできます」と記載があります。予約を重ねるほど使える料金の幅が広がるしくみです。
アゴダコイン・キャッシュバック特典
独自のリワードとして「アゴダコイン」と「キャッシュバック特典」があり、どちらも次回以降の予約に使えます。公式ヘルプにはアカウントを削除すると未使用分は権利放棄になると明記されているので注意してください。
ポイントマックスでマイルを貯める選択肢がある
宿泊の代わりに航空会社のマイルなどを受け取る「ポイントマックス」があります。日本ではJALやANAが専用バナー経由のagoda宿泊予約でマイルが貯まるサービスを提供しているので、どの入口から予約するかで結果が変わります。
Mix & Saveで連泊を組み合わせられる
2019年7月開始の「Mix & Save」は、連泊時に各日ごとの安い空室を組み合わせて一括予約できる機能です。ただし部屋の移動は発生します。

agodaの料金・ポイントの考え方
- 宿泊料金はホテルとプランごとに決まるため、固定の料金表は存在しません
- AgodaVIPのステータスによって、使える割引や限定料金が変わります
- アゴダコイン・キャッシュバック特典は次回以降の予約に充てるものです
- 決済は予約時にクレジットカードでagodaへ支払う方式が基本です
- 航空券の予約後変更は、航空会社の手数料に加えて10 USドル相当の手数料がかかります(公式ヘルプには変更・キャンセル時に1名につき最大50 USドルの追加料金がかかるという案内もあるため、変更前に該当予約の条件を確認してください)
気をつけたいのが税・サービス料の表示設定です。初期設定によって税別で見えていることがあるので、他サイトと比べるときは必ず支払総額どうしで並べてください。日本円以外で決済すると為替手数料も上乗せされます。
agodaのメリット
サポートが24時間365日動いている
公式ヘルプには、カスタマーサポートが24時間365日対応であること、メッセージサポートはタイムゾーンに関係なく24時間対応であることが明記されています。さらに2025年10月には、日本語で24時間対応する体制を導入したことが発表されました。
アプリで予約管理が完結する
予約の確認、キャッシュバックの申請、サポートへの連絡がアプリ内で済みます。
多通貨・多言語に対応している
現地通貨での確認や、宿の英語表記の確認に切り替えられます。宿の英語名と住所を控えておくと、現地でタクシーの運転手に見せるだけで通じます。
agodaのデメリット・注意点(日本国内の宿泊予約トラブルについて)
ここがこの記事でいちばん大事な章です。必ず目を通してください。
- 2024年から2025年にかけて日本国内の宿泊予約でトラブルが相次ぎ、2025年3月に観光庁が業務改善を要請しました
- 主な原因は、agodaと宿のあいだに入る第三者サプライヤー(卸業者)経由の在庫でした
- 日本法人は第一種旅行業者として登録されていますが、agoda.comの利用規約上の契約相手はシンガポール法人です
- キャンセル不可のプランは、予約直後のキャンセルでも全額請求されることがあります
- 「事前リクエスト制(BOR)」の予約は、確定まで最大24時間かかる場合があります
- 決済がagodaへの前払い方式のため、返金はホテルではなくagodaとのやり取りになります
何が起きていたのか(2024年〜2025年)
2024年11月18日、ルートインホテルズがAgodaを含む海外予約サイト経由の空室枠について「予約の確認ができない」「予約情報に相違がある」「ホテル設定料金より大幅に高い料金で販売されている」として注意喚起。その後も、宿泊施設に無断でプランが変更される、全館禁煙の施設に喫煙室で予約が成立する、宿泊料金が上乗せされるといったトラブルが確認されています。
2025年6月16日には東横インが、提携サイトに提供した空室枠がAgoda等で転売されているとして注意喚起。6月にはフジドリームエアラインズが、海外予約サイト経由で購入された航空券について「予約ができていない」「払い戻しに応じない」といったトラブルがあるとして注意喚起。6月24日には星野リゾート代表の星野佳路氏が、Agodaとの契約がないのにAgoda経由の予約者が来訪するケースを問題提起しました。
2025年8月に報じられた日本経済新聞社の独自調査では、アゴダ利用者の約2割が「予約したはずのホテルが予約できていない」「予約が勝手にキャンセルされた」「航空券が購入時の条件通りではない」といったトラブルを経験。相談した利用者の約半数は、自分で対処するよう言われただけだったと報じられています。後述する2025年7月の対策発表のあとも、しばらくは声が続いていたということです。
2025年3月、観光庁が業務改善を要請
こうした状況を受けて、観光庁は2025年3月、agodaの日本法人に対して業務改善を要請しました。観光庁の村田茂樹長官は2025年7月16日の記者会見で、トラブルの発生状況や改善策の進捗を確認し続けると述べています。
問題の根っこは在庫の仕入れ経路でした。agodaとホテルの直接契約ではなく、あいだに入る第三者サプライヤーが持ち込んだ在庫について、予約情報がホテルに正しく伝わらない、料金が上乗せされるといったズレが起きていたのです。
agodaはどう対応したのか(2025年7月・10月)
2025年7月17日、アゴダのオムリ・モーゲンシュテルンCEOが声明を発表。トラブルの要因となった特定の第三者サプライヤー経由の在庫の取り扱いを6月26日付ですでに停止したこと、今後AIを活用した事前監視システムの導入や第三者サプライヤーの管理体制の強化を進めることを表明し、「日本の消費者が求める高い基準に応えることに真剣に取り組んでいます」とコメントしました。
2025年10月10日には、Agoda International Japanが観光庁と連携して機能改善を実施したと発表。実態と合わないコンテンツをAIで自動検出して不適切な料金表示をブロックすること、外部事業者の契約違反への罰則強化、日本語24時間サポート体制の導入、チェックイン時のトラブルへの補償の充実が公表されています。
その後どうなったか(2025年11月以降)
状況が変わったことを示す出来事があります。2025年11月12日、かつて問題提起をしていた星野リゾートがagodaと包括的パートナーシップを締結。agodaは「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO」「BEB」「LUCY」の全6ブランドを扱う初の旅行プラットフォームとなりました。
2026年7月に公開された両社トップの対談で、星野佳路氏は、在庫の流れがアフィリエーション経由から直接契約へ移ったことで「システム上は以前のような大きな問題は起こらなくなりました」と述べています。同時に「まだいくつかの課題は残っていますが、コミュニケーションをとることで解決していくことができる」とも語っています。
つまり問題の構造にメスが入り状況は大きく改善している。ただし課題がゼロになったわけではない——これが2026年9月時点での現在地です。なお観光庁の行政処分一覧(2026年7月17日最終更新)に、agodaの名前は掲載されていません。
それでも国内の宿は国内サイトが安心な理由
改善が進んだことを踏まえても、日本国内の宿ならagoda以外を選ぶほうが安心だと考えています。理由は改善の有無とは別のところにあります。
国民生活センターが2025年3月18日に公表した旅行予約サイトに関する注意喚起には、こう記されています。「サイト運営事業者が日本の事業者か海外の事業者かを確認しましょう」「海外事業者の場合は旅行業法の適用がありません」。さらに「トラブルになった際、日本の法律等を用いた交渉が難しい場合があります」とも書かれています。
ただしagodaについては、この点を正確に書いておく必要があります。日本法人のAgoda International Japan株式会社は観光庁長官登録の第一種旅行業者(登録番号2161・2024年7月12日登録)で、観光庁が公表している第一種旅行業者リスト(2026年6月29日現在)にも掲載されています。「agodaは日本の登録をまったく受けていない」というのは、現在の事実とは違います。
一方で、agoda.comの利用規約で「アゴダ」「当社」と定義されているのはシンガポール法人のAgoda Company Pte. Ltd.で、日本法人はそのグループ会社という位置づけです。つまり、予約の契約相手は海外法人になります。国民生活センターの指摘はagodaを名指ししたものではなく、こうした海外事業者一般に向けたものです。
結局のところ、国内の宿なら国内で旅行業登録を受けた事業者と直接契約する予約サイトのほうが、万一のときの相談ルートが単純だという話です。逆に海外のホテルは、日本のサイトを使っても相手は海外の宿です。ここではagodaの候補の広さがそのまま利点になります。
国内の宿を探すなら、リクルートが運営するじゃらんnetが候補になります。国内最大級の掲載数があり、温泉・出張・日帰りといった目的から絞り込めるので、まず相場をつかむのにも向いています。
👇 じゃらんnetの中身は、こちらで詳しくまとめています。



agodaの口コミ・評判
良い評判
- 日本のサイトに出てこないアジアの宿まで見つかる
- 同じホテルでも他サイトより安いプランが出ていることがある
- サポートが24時間動いているので、時差のある国からでも連絡できる
気になる評判
- 国内の宿でホテル側に予約が伝わっていなかった(2024年〜2025年に集中)
- キャンセル不可プランで、予約直後のキャンセルでも全額請求された
- 返金のやり取りに時間がかかることがある
1つ目は前章のとおり原因と対策がはっきりしている領域です。ただし口コミはその投稿がいつのものかを必ず確認してください。2025年前半までの投稿と、2025年10月の改善以降では前提が変わっています。
他の予約サイトとの比較
| サービス名 | 運営 | 決済 | 得意分野 |
|---|---|---|---|
| agoda | 海外(シンガポール) | agodaへ前払いが基本 | アジア圏のホテル・現地の中小規模の宿 |
| Booking.com | 海外(オランダ) | ホテルで決済が基本 | 欧米を含む世界各国・現地払いプランの多さ |
| じゃらんnet | 国内(リクルート) | 事前・現地の両方あり | 国内の宿の掲載数・目的別検索 |
| 楽天トラベル | 国内(楽天グループ) | 事前・現地の両方あり | 国内の宿・楽天ポイントとの相性 |
ややこしいのは、agodaの利用規約に「本プラットフォームに掲載されている旅行商品のオンライン予約の一部は、当社のパートナー(Booking Holdings Inc.、KAYAK、priceline.com、Booking.comを含むが、これらに限定されない)が促進しています」と書かれている点です。この場合はagodaの規約ではなくパートナー側の利用規約が適用されるので、予約完了画面の支払い方法と適用規約を、そのつど確認してください。
国内の宿はじゃらんnetや楽天トラベルを軸に、海外、とくにアジアのホテルはagodaを軸に。この分担が無理がありません。


agodaの予約の流れ
- 会員登録をする(無料)。AgodaVIPやアゴダコインは登録しないと使えません
- 行き先と日程を入力して検索する。通貨は日本円にしておくと比較しやすくなります
- 候補のホテルを開き、税・サービス料を含めた総額を確認する
- キャンセル条件を確認する。「キャンセル不可」の場合は全額請求になります
- 「事前リクエスト制」のプランは、確定まで最大24時間かかる場合があります
- 支払い方法(agodaへの前払いか、ホテルでの決済か)を確認して予約を確定する
- 予約確認メールを保存する(ほとんどの場合30分以内に届きます)
手順4と手順6は飛ばさないでください。ここを確認しておけば、トラブルの大半は避けられます。
agodaのよくある質問(Q&A)
Q. 予約確認メールはどれくらいで届きますか
A. ほとんどの場合、予約後30分以内にPDFを添付した確認メールが届きます。ただし「事前リクエスト制(BOR)」の予約は物件側が承認した時点で送信されるため、最大24時間かかる場合があります。
Q. 日本語でサポートを受けられますか
A. 受けられます。カスタマーサポートは24時間365日、チャット・メール・電話に対応。加えて2025年10月には、日本語で24時間対応する体制の導入が発表されています。
Q. アゴダコインとキャッシュバックの違いは何ですか
A. どちらも次回以降の予約に使えるリワードで、キャッシュバックはアプリから受け取りを申請します。アカウントを削除すると未使用分は権利放棄となります。
Q. 日本国内のホテルもagodaで予約できますか
A. 予約自体はできます。ただし国内の宿は2024年〜2025年にトラブルが相次いだ経緯があり、日本法人が第一種旅行業者として登録されている一方で、agoda.comの利用規約上の契約相手はシンガポール法人です。国内の宿なら国内の予約サイトを使うほうが、トラブル時のやり取りは単純になります。
Q. 現在もトラブルは起きていますか
A. 原因だった第三者サプライヤー経由の在庫の扱いが2025年7月に停止され、10月にはAIによる料金表示のチェックや日本語24時間サポートが導入されました。2026年7月時点で星野リゾート側は「システム上は以前のような大きな問題は起こらなくなった」と述べています。ただし課題がすべて解消したわけではないため、キャンセル条件と支払い方法の確認は続けてください。
agodaはこんな方におすすめ/こんな方には向いていない
agodaが向いている方
- アジア圏(タイ・ベトナム・台湾・韓国など)のホテルを探している方
- 海外への渡航が多く、AgodaVIPのステータスを積み上げられる方
- マイルを貯めていて、ポイントマックスを使いたい方
- キャンセル条件や支払い方法を自分で確認するのが苦にならない方
agoda以外を検討したほうがよい方
- 日本国内の宿を予約したい方(じゃらんnetや楽天トラベルなど国内サイトが安心です)
- 現地払いのプランを中心に探したい方(Booking.comのほうが選択肢が多い傾向です)
- 国内のポイント経済圏(Ponta・楽天・PayPayなど)を軸に貯めたい方
- トラブル時に日本語・日本の法律のもとで交渉できる環境を優先したい方
まとめ
agodaは、アジア圏のホテルを探すときに強みを発揮する予約サイトです。候補の幅の広さ、AgodaVIPやアゴダコインといった独自の制度、24時間動くサポート。このあたりは使い勝手としてしっかり効いてきます。
一方で日本国内の宿泊予約については、2024年から2025年にかけてトラブルが相次ぎ、2025年3月に観光庁から業務改善を要請されました。その後、第三者サプライヤー経由の在庫の停止、AIによる監視、日本語24時間サポートの導入と対策が打たれ、2025年11月には星野リゾートとの包括的パートナーシップ締結という形で状況が動いています。改善は進んでいますが、予約の契約相手が海外法人になるという構造は変わりません。
だからこの記事の結論は、「使うな」でも「いちばんいい」でもありません。海外、とくにアジアのホテルはagoda。日本国内の宿は国内サイト。この使い分けができれば、十分に頼れるサイトです。





