
北海道旅行といえば飛行機が真っ先に思い浮かびますが、フェリーという選択肢があることを知っていますか?時間はかかりますが、料金の安さ・車を持ち込める便利さ・船旅の楽しさなど、フェリーにしかない魅力がたくさんあります。
この記事では北海道へのフェリー航路をすべて整理し、各会社の料金・所要時間・特徴を徹底比較します!車で北海道を旅したい人や、旅費をがっつり節約したい人はぜひ読んでみてください。
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北海道へのフェリー航路一覧
本州から北海道へのフェリーは、出発地によっていくつかの航路があります。まずは全体像を把握しましょう。
青森・東北発の航路(短距離ルート)
東北からのルートは所要時間が短く、コストも抑えられる「陸続きからすぐ海」型のアクセスです。
- 青森〜函館(津軽海峡フェリー):所要時間約3時間40分〜4時間。青森市内から函館へダイレクトにアクセスできる最短ルートのひとつ。料金は徒歩乗船で2,400円前後〜(時期により変動)。
- 大間〜函館(津軽海峡フェリー):本州最北端・大間から函館まで約1時間30分(90分)。最も短い航路ですが本数が少ないため、事前確認が必要。
- 八戸〜苫小牧(シルバーフェリー):所要時間約7〜8時間。八戸発なら青森より一歩南から乗船できる選択肢。
青森〜函館ルートは函館旅行に最適。函館朝市・函館山の夜景・五稜郭など、函館の観光スポットに朝から飛び込める使い方ができます。東北旅行とセットで組み合わせると非常にコスパが高い旅になります。
関東発の航路(大洗〜苫小牧)
関東からのフェリーアクセスの定番が、茨城県・大洗港から苫小牧港を結ぶ「商船三井さんふらわあ」の航路です。
所要時間は約17〜18時間と長めですが、船内は設備が充実しており、移動しながら宿泊もできる「船中泊」が可能。夕方便と深夜便の1日2便が運航されています。
乗用車(5m未満)の車両運賃は閑散期で35,000円前後から。旅客運賃は等級によって異なり、大部屋タイプで数千円、個室タイプで10,000〜20,000円程度が目安です。
関西・北陸発の航路(新日本海フェリー)
関西・北陸からは新日本海フェリーが複数の航路を運航しています。
- 舞鶴〜小樽:所要時間約20時間55分。関西発で小樽に直接入れる定番ルート。車両料金(5m未満)は37,500円前後。
- 敦賀〜苫小牧東:直行便の所要時間は約20時間35分。北陸方面からのアクセスに便利。
- 新潟〜小樽:所要時間約16〜18時間。北越・長野方面からのアクセスならこちらが近い。
- 秋田〜苫小牧:所要時間約13〜15時間。東北の日本海側からのルート。
新日本海フェリーは豪華な船内設備が特徴で、プール・大浴場・レストランなどのアメニティが充実しています。「乗ること自体が旅の楽しみ」になるフェリーとして定評があります。
フェリー会社の特徴・比較
各フェリー会社の特徴を整理して比較してみましょう。
商船三井さんふらわあ(大洗〜苫小牧)
関東からの唯一の長距離フェリー航路として根強い人気を誇ります。船内設備はレストラン・展望浴室・売店・キッズルームなど充実しており、ファミリー旅行にも向いています。
夕方発→翌朝着という「移動しながら1泊」スケジュールは、ホテル代が浮く点でもお得です。繁忙期(夏休み・GW)は早めに予約しないと満員になることもあるので要注意。展望デッキからは日の出・日の入りが眺められ、特に夕方出発便では出港直後の茨城の夕景が絶景です。
大洗港へのアクセスは鉄道だとやや不便ですが、東京から高速バスが出ており、バス+フェリーのセット予約もできます。マイカー利用者には大洗ICが近く、首都圏からのアクセスは良好です。
新日本海フェリー(舞鶴・敦賀・新潟・秋田〜北海道)
国内フェリーの中でも特に豪華な船内設備で知られる会社。プールや大浴場、レストランなどのアメニティが充実しており、「乗ること自体が旅の楽しみ」になるフェリーです。
所要時間が長い分、移動中に船内でくつろぐ時間が多いのも特徴。カップルや夫婦旅、ソロ旅にもおすすめです。船内レストランでは北海道の食材を使った料理を提供しており、到着前から北海道グルメを楽しめます。
関西方面からの利用者には舞鶴発が便利で、京都・大阪方面から舞鶴へのアクセスも良好です。北陸方面からは敦賀発が近く、金沢や福井方面からのドライブ旅のルートに組み込みやすいです。
津軽海峡フェリー(青森・大間〜函館)
北海道最南端・函館への最短アクセスとして人気。本数も多く、日帰りで函館に行くような利用もできます。船内はシンプルですが乗りやすく、移動感覚で使える手軽さが魅力です。
青森〜函館は最短4時間弱と夜行バス感覚で使える短距離路線。青森市内観光と函館市内観光を組み合わせた「本州最北端〜北海道最南端」の旅を組むのが定番スタイルです。
シルバーフェリー(八戸〜苫小牧)
深夜便・早朝便が多く、夜出発して朝北海道に着けるスケジュールが旅行者に人気。所要時間約7〜8時間なので、夜行バス感覚で使えるフェリーです。
八戸出発のため、東北新幹線で八戸まで来てそのままフェリーに乗り込むという乗り継ぎもスムーズです。東北旅行の延長で北海道に渡りたい人に特におすすめのルートです。
フェリー料金をもっと安くする方法
フェリーの料金は時期・等級・予約タイミングで大きく変わります。
閑散期(9〜11月・1〜3月)は大幅に安い
夏休みやGWを避けた閑散期は、繁忙期の半額程度になることもあるので、日程に融通が利く人は閑散期狙いがベスト。北海道は秋(紅葉シーズン)も美しく、閑散期であることを感じさせない魅力があります。
特に9月〜10月は紅葉が見頃で、大雪山や知床の紅葉は国内屈指の絶景。夏ほど混雑せず快適に旅できるため、実は最もコスパが高いシーズンです。1〜3月の冬シーズンは料金が最安になりますが、北海道の冬ドライブはスタッドレスタイヤが必須です。
マイカーを載せて冬の北海道を走るなら、出発前に足まわりの準備を済ませておきましょう。シーズン前は在庫と価格が動きやすいので、車種とサイズを確認したうえで早めに探しておくと安心です。
早割・ネット割引を活用
各フェリー会社の公式サイトからオンライン予約すると割引になるプランがあります。早期予約割引(乗船の数週間前まで)も設定されていることが多いので、予定が決まったら早めに予約しましょう。
新日本海フェリーの「超早割」や商船三井さんふらわあの「Web割」などを活用すれば、車両運賃が10〜20%オフになるケースもあります。家族4人+車で乗る場合は割引額が大きくなるので、早割の恩恵が特に大きいです。
船室グレードを使い分ける
寝るだけでいい人は「2等室(大部屋)」、プライバシーを重視するなら個室、車内で寝る選択肢もあります。長距離フェリーでは「2等寝台(カプセルホテル型)」が個室感と料金のバランスが良く人気です。
「車内泊プラン」は旅客料金なしで車両料金のみで乗れる船会社もありますが、長距離の夜間航行では体が疲れやすいので、ある程度は船室を使うほうが翌日の観光に体力を残せます。
往復割引を活用する
フェリーの往復割引は航路によって10〜20%の割引が適用されます。北海道旅行が往復フェリーで完結する場合は必ず往復割引を確認してください。特に新日本海フェリーや商船三井さんふらわあは往復割引が充実しており、片道ずつ予約するより格段に安くなります。
北海道フェリー旅は長時間の乗船になるため、船内で使う持ち物の準備が大切。到着後のドライブ旅も見据えて、旅の必需品をチェックしておきましょう。




フェリー旅をもっと楽しむポイント
せっかくフェリーに乗るなら、船旅自体を楽しみましょう。
デッキからの景色を楽しむ
出港直後のデッキからは、港の夜景や朝焼けの海が広がります。内陸では絶対に見られない水平線の景色は、フェリー旅ならではの体験。防寒対策をしてデッキに出る価値は十分あります。
特に夏の夜は満天の星空が広がります。街の光がない沖合では天の川が肉眼でも見え、星空好きにはたまらない体験です。フェリー会社によっては出港時刻に合わせてデッキでの見送りイベントを実施していることもあります。
ただ、洋上のデッキは季節を問わず風が強く、夏でも夜は冷えます。薄手のウインドブレーカーを1枚持っていくと、星空を眺める時間をゆっくり楽しめます。
船内グルメを楽しむ
大型フェリーにはレストランや売店が備わっており、北海道の食材を使った料理を提供しているところもあります。移動中に北海道グルメの予習をするのも楽しいですよ。カニ・ウニ・鮭などの海鮮料理を船内で楽しみながら、「北海道に近づいているな」という旅情が高まります。
車を持ち込んで北海道を縦横無尽に走る
北海道は広大な土地に観光スポットが散らばっており、公共交通だけだとアクセスが難しい場所もたくさんあります。フェリーで車を運んで北海道全域をドライブするのが、最高の北海道旅行スタイルと言っても過言ではありません。
道東(知床・釧路・帯広)・道央(札幌・富良野・旭川)・道北(旭岳・稚内)などの主要エリアを自分のペースで巡れるのは、マイカーフェリー旅ならでは。公共交通で行けない絶景ドライブルートに出会えることも、フェリーで車を持ち込む旅の醍醐味です。
ペット同伴での北海道旅行
フェリーはペットと一緒に乗れる場合があります。商船三井さんふらわあや新日本海フェリーなど大型フェリーでは、ペット用の部屋や専用スペースが設けられているケースも。ペットを車に乗せたまま北海道まで連れていける唯一の手段がフェリーなので、ペット連れ旅行者からも非常に人気が高いです。乗船前に各社の規定を必ず確認しておきましょう。
ペット同伴で乗る場合、規定のサイズに収まるキャリーが必要になることがほとんどです。車での長距離移動にも使えるドライブ対応タイプなら、北海道に着いてからの移動にもそのまま使えます。


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