ヨーロッパ旅行は「お金がかかる」というイメージが根強いかもしれません。確かにパリやロンドンは物価が高い都市ですが、実はヨーロッパの中には日本より物価が安い国がたくさんあるのです。
行く国を選ぶだけで旅行費用が半分以下になることもあり、しかも安い国のほうが素朴で温かい雰囲気があり、旅の満足度が高いと感じる方も少なくありません。東欧や南欧には、歴史的な街並み・美しい自然・おいしい料理が揃っているにもかかわらず、観光客がまだ少ない穴場が数多くあります。
この記事では、ヨーロッパの中でも費用が安く、観光の魅力もしっかりある国を7つ厳選して紹介します。各国の1日あたりの費用目安やおすすめの観光スポット、節約のコツもまとめていますので、ヨーロッパ旅行の計画に役立ててください。

🐼 ナビ助のおすすめ!
ヨーロッパ旅行の費用はどれくらい?
まず、一般的なヨーロッパ旅行の費用感を把握しておきましょう。国によって1日あたりの費用には大きな差があります。
「高い国」の費用目安(1日あたり)
- イギリス、フランス、スイス、北欧:15,000〜25,000円/日
「安い国」の費用目安(1日あたり)
- 東欧・南欧の一部:5,000〜10,000円/日
行く国を変えるだけで費用が半分以下になるケースもあるということです。以下、具体的な国ごとの費用と魅力を紹介していきます。
1位:ポーランド
1日あたりの費用目安:5,000〜8,000円
ヨーロッパの中でもトップクラスのコストパフォーマンスを誇る国です。首都ワルシャワや古都クラクフは見どころが満載でありながら、物価は西欧の半分以下に抑えられています。
- 宿泊費:ホステル1,500〜3,000円、ホテル4,000〜8,000円
- 食事代:レストランで1食800〜1,500円
- ビール:1杯200〜400円
おすすめポイント
- クラクフ旧市街:世界遺産に登録された美しい街並み。中央広場はヨーロッパ最大級の広さ
- アウシュヴィッツ:歴史を学ぶ上で重要な場所。クラクフから日帰りで訪問可能
- ヴィエリチカ岩塩坑:地下に広がる塩の彫刻の世界。圧巻のスケール
- ポーランド料理:ピエロギ(餃子に似た料理)やジュレック(発酵スープ)が絶品
2位:ハンガリー
1日あたりの費用目安:5,000〜9,000円
「ドナウの真珠」と呼ばれるブダペストは、ヨーロッパで最も美しい都市の一つです。その美しさに反して物価が安いため、非常にお得感のある旅行先と言えます。
- 宿泊費:ホステル2,000〜3,500円、ホテル5,000〜10,000円
- 食事代:レストランで1食1,000〜2,000円
おすすめポイント
- ブダペストの夜景:国会議事堂や鎖橋のライトアップは世界屈指の美しさ
- 温泉大国:セーチェニ温泉やゲッレールト温泉など、ヨーロッパで温泉に入れる珍しい国
- ブダ城地区:丘の上からドナウ川を一望できる絶景スポット
- 中央市場:ハンガリー料理の食材やお土産が揃う活気ある市場

3位:チェコ
1日あたりの費用目安:6,000〜10,000円
プラハは「ヨーロッパで最も美しい街」にたびたび選ばれる都市です。中世の街並みがそのまま残っており、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような感覚を味わえます。
- 宿泊費:ホステル2,500〜4,000円、ホテル6,000〜12,000円
- 食事代:レストランで1食1,000〜2,000円
- ビール:1杯200〜500円(ピルスナー発祥の国)
おすすめポイント
- プラハ城:世界最大級の城。聖ヴィート大聖堂のステンドグラスは必見
- カレル橋:14世紀に建てられた石橋。早朝の訪問がおすすめ
- チェスキー・クルムロフ:世界遺産に登録された小さな街。プラハから日帰りも可能
- ビール文化:水よりビールが安いと言われるほどのビール大国
🐼 ナビ助のおすすめ!
4位:ポルトガル
1日あたりの費用目安:7,000〜12,000円
西欧の中では圧倒的にコストパフォーマンスが良い国です。リスボンやポルトは近年人気が急上昇していますが、物価はまだ控えめに抑えられています。
- 宿泊費:ホステル3,000〜5,000円、ホテル7,000〜15,000円
- 食事代:レストランで1食1,200〜2,500円
おすすめポイント
- リスボン:7つの丘の街。路面電車(トラム28番)に乗って旧市街を巡るのが定番
- ポルト:ポートワインの産地。ドウロ川沿いの景色が美しい
- エッグタルト:ポルトガル発祥のパステル・デ・ナタは絶品
- シーフード:大西洋に面しているため、新鮮な魚介類が安くておいしい

5位:クロアチア
1日あたりの費用目安:7,000〜12,000円
アドリア海の美しい海岸線と、世界遺産の旧市街が魅力の国です。ジブリ映画のモデルになった場所としても知られており、日本人にもなじみ深い旅行先です。
- 宿泊費:ホステル3,000〜5,000円、ホテル6,000〜15,000円
- 食事代:レストランで1食1,200〜2,500円
おすすめポイント
- ドゥブロヴニク:「アドリア海の真珠」。城壁に囲まれた旧市街は圧巻の美しさ
- プリトヴィツェ湖群国立公園:16の湖が階段状に連なる世界遺産。エメラルドグリーンの水が美しい
- スプリット:ローマ皇帝の宮殿跡に街ができた歴史ある都市
6位:ルーマニア
1日あたりの費用目安:4,000〜7,000円
ヨーロッパ最安クラスの物価を誇る国です。ドラキュラ城で有名ですが、それだけではない多彩な魅力を持っています。
- 宿泊費:ホステル1,500〜2,500円、ホテル3,000〜7,000円
- 食事代:レストランで1食600〜1,200円
おすすめポイント
- ブラン城(ドラキュラ城):トランシルヴァニアの山中に建つ中世の城
- シギショアラ:中世の街並みが残る世界遺産の城塞都市
- ブカレスト:「東欧のパリ」と呼ばれた美しい首都
- マラムレシュ地方:木造教会が点在する素朴な農村地帯
7位:ブルガリア
1日あたりの費用目安:4,000〜7,000円
EU加盟国の中で最も物価が安い国の一つです。ヨーグルトとバラの国として知られていますが、歴史的な見どころも豊富です。
- 宿泊費:ホステル1,200〜2,500円、ホテル3,000〜6,000円
- 食事代:レストランで1食500〜1,000円
おすすめポイント
- ソフィア:アレクサンドル・ネフスキー大聖堂の金色のドームが印象的な首都
- リラの僧院:世界遺産。山中にある色鮮やかなフレスコ画の修道院
- ヴェリコ・タルノヴォ:かつてのブルガリア帝国の首都。丘の上の要塞が美しい
- 黒海沿岸:ヨーロッパの人々が集まるリゾートエリア。日本人観光客はほぼいない穴場
ヨーロッパ旅行を安くするコツ
飛行機代を抑える
- 乗り継ぎ便を選ぶ:直行便より安いことが多い。中東系(エミレーツ、カタール航空)経由がコストパフォーマンス良好
- LCCを活用する:ヨーロッパ内の移動はライアンエアーやイージージェットが格安
- 燃油サーチャージの時期を見る:燃油サーチャージは変動するため、タイミングによって総額が大きく変わる
航空券の比較にはスカイスキャナーが便利です。行き先を「すべての場所」に設定すると、最も安い国を見つけることができます。
宿泊費を抑える
- ホステル:ドミトリーなら1泊1,500〜3,000円で済む
- Airbnb:キッチン付きの部屋なら自炊もでき、食費の節約にもつながる
- アパートメントホテル:長期滞在なら割安になることがある
食費を抑える
- スーパーで自炊する:ヨーロッパのスーパーは品揃えが豊富で価格も安い
- ランチのセットメニューを活用する:レストランでも昼はリーズナブルなセットメニューを提供していることが多い
- マーケットで食べ歩きをする:各都市の中央市場やマーケットでの食べ歩きがおすすめ
ヨーロッパ内の移動はFlixBusなどの格安バスが便利です。都市間の移動が2,000〜5,000円程度で済むため、複数の国を周遊する場合のコスト削減に大きく貢献します。
安い国を組み合わせたモデルルート
東欧周遊ルート(10日間)
プラハ(チェコ)→ ブダペスト(ハンガリー)→ クラクフ(ポーランド)
- 各都市間はバスや鉄道で4〜7時間。FlixBusなら2,000〜5,000円で移動可能
- 費用目安:飛行機代を除いて5〜10万円
南欧ルート(10日間)
リスボン(ポルトガル)→ ポルト(ポルトガル)→ ドゥブロヴニク(クロアチア)
- ポルトガル国内は鉄道移動、クロアチアへはLCCが便利
- 費用目安:飛行機代を除いて7〜14万円

まとめ
ヨーロッパ旅行で費用が安い国をランキングでまとめると、以下のとおりです。
- ポーランド:1日5,000〜8,000円。コスパ最強の旅行先
- ハンガリー:1日5,000〜9,000円。ブダペストの夜景と温泉が魅力
- チェコ:1日6,000〜10,000円。プラハの美しさは格別
- ポルトガル:1日7,000〜12,000円。西欧なのにリーズナブル
- クロアチア:1日7,000〜12,000円。アドリア海の絶景
- ルーマニア:1日4,000〜7,000円。ヨーロッパ最安クラス
- ブルガリア:1日4,000〜7,000円。穴場中の穴場
行く国を選べば、東南アジア並みの予算でヨーロッパ旅行を楽しむことができます。特に東欧は歴史も文化も食も豊かで、一度訪れるとリピーターになる方が多い地域です。
各国の安全情報は外務省の海外安全ホームページで必ず確認してから出発してください。渡航前の準備については外務省パスポート情報も参考になります。
※記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
🐼 ナビ助のおすすめ!


