
「有馬温泉って名前は聞いたことあるけど、実際どんなところなの?」という方、たくさんいますよね。
有馬温泉は兵庫県神戸市北区にある日本三古泉・日本三名泉の両方に数えられる格式高い温泉地です。豊臣秀吉が愛した温泉地としても有名で、関西の奥座敷として長く愛されてきました。大阪・神戸からのアクセスが抜群によく、日帰りでも1泊でも楽しめる人気スポットです。
この記事では有馬温泉を余すところなく楽しむ1泊2日のモデルコースを紹介します!
有馬温泉ってどんなところ?基本情報
日本三古泉・三名泉のひとつ、有馬温泉の特徴
有馬温泉は草津温泉(群馬)・下呂温泉(岐阜)とともに「日本三名泉」に、道後温泉(愛媛)・白浜温泉(和歌山)とともに「日本三古泉」にも名を連ねる、日本唯一の二冠温泉地です。
有馬温泉最大の特徴は「金泉」と「銀泉」の2種類の泉質を楽しめること。赤茶色の濃い色をした金泉(含鉄強塩化物泉)と、無色透明の銀泉(炭酸泉・ラジウム泉)という異なる泉質が同じ温泉地から湧き出ている珍しい温泉地です。
金泉は鉄分と塩分を豊富に含み、保温効果が非常に高い温泉です。入浴後もじんわりと温かさが続くため、特に冷え性の方や肩こりに悩む方に好まれています。一方の銀泉はしゅわしゅわとした炭酸泉とラドン(ラジウム)泉の二種類で、湯上がりはさっぱり爽快。金泉と銀泉を両方楽しめる「2館券(平日1,200円、土日祝1,300円)」を使えばお得にはしごできますよ。
有馬温泉の主要スポット概要
有馬温泉の温泉街は、有馬温泉駅から徒歩圏内にコンパクトにまとまっています。
- 湯本坂:温泉街の中心を走るメインストリート。お土産屋さんや飲食店が並ぶ
- ねね橋:豊臣秀吉の正妻・ねねの像が立つ人気フォトスポット
- 金の湯・銀の湯:有馬温泉の代表的な外湯施設。駅から徒歩5〜10分
- 瑞宝寺公園:秋の紅葉が美しい公園。秀吉が絶賛したとも伝わる
- 太閤の湯殿館:豊臣秀吉が造らせた湯殿の遺構が見られる歴史資料館
有馬温泉の温泉街は坂が多く、少し起伏のある地形が特徴的です。歩きやすいスニーカーで観光するのがおすすめ。コンパクトなエリアながらもそれぞれのスポット間に高低差があるため、徒歩での移動には少し体力を使います。
1日目のモデルコース:午後から夜まで
13:00〜 有馬温泉駅に到着・湯本坂散策スタート
有馬温泉駅に着いたら、まず「湯本坂」を歩いてみましょう。石畳の坂道に昔ながらのお土産屋さんや飲食店が並ぶ、有馬温泉のメインストリートです。
ゆけむり広場には豊臣秀吉の像があり、記念撮影スポットとして人気。有馬温泉と秀吉の深い縁を感じながら散策を楽しみましょう。秀吉は生涯で9回も有馬温泉を訪れたと言われており、湯治の湯として深く愛していたことが記録に残っています。温泉街には秀吉ゆかりのスポットが点在しており、歴史好きには特に楽しいエリアです。
湯本坂沿いにはいくつもの老舗店が軒を連ねています。炭酸せんべいの老舗「湯之花堂本舗」では目の前で焼いてもらえる「なま炭酸せんべい(3枚100円)」が評判。焼き立ての柔らかい食感とその後パリパリになる変化が楽しいユニークなスイーツです。
14:00〜 ねね橋とねねの像でフォトスポット
有馬川に架かる赤い橋「ねね橋」は、有馬温泉でいちばん人気のフォトスポット。橋のたもとには豊臣秀吉の正妻・ねねの像が立っています。
秀吉はこの地を何度も訪れたと伝わり、「有馬は日本一の湯」と絶賛したという逸話も。歴史好きにはたまらないエリアです。ねね橋の上から見る有馬川の景色もきれいで、川沿いを少し散策してみると温泉街のもうひとつの顔が楽しめます。橋の近くには「湯泉神社(とうせんじんじゃ)」もあり、温泉の守り神として長く信仰されています。
15:00〜 「金の湯」で有馬名物の金泉を体験
有馬温泉に来たら絶対に入っておきたいのが「金の湯」。有馬温泉の代名詞ともいえる赤茶色の金泉(含鉄強塩化物泉)に入れる外湯施設です。
入浴料は大人平日650円・土日祝800円。鉄分を多く含んだ独特の赤茶色は全国でも珍しく、肌がしっとりとなめらかになる感触は格別です。
金泉は鉄の匂いと濃い色が特徴的で、他の温泉では絶対に味わえない体験です。初めて入ったときは「本当に温泉なの?」と驚く人も多いですよ。入浴後に白いタオルを使うと茶色く染まることがあるので、温泉用または暗い色のタオルを持参するのがおすすめです。金の湯の建物正面にある「飲泉所」で金泉を飲んでみるのも体験のひとつ。独特のしょっぱさと鉄の風味がありますが、健康効果があると古くから言われています。
16:30〜 「銀の湯」で別タイプの泉質も堪能
金の湯のすぐ近くにある「銀の湯」は、金泉とはまったく異なる無色透明の泉質(炭酸泉・ラジウム泉)が楽しめます。
入浴料は大人平日550円・土日祝700円。しゅわしゅわした炭酸泉は血行を促進する効果があるとされ、入浴後はポカポカが長続きします。金の湯と銀の湯を両方はしごするのが有馬温泉通の楽しみ方です。銀の湯からさらに坂を上がったところに「炭酸泉源公園」があり、ここでは実際に地面から炭酸泉が湧き出す様子が見られます。泡立った水が自然に溢れ出す光景は神秘的ですよ。
18:00〜 温泉宿チェックイン&夕食
有馬温泉には格式高い老舗旅館から、リーズナブルなホテルまで多数の宿泊施設があります。宿の温泉で金泉・銀泉の両方が楽しめる施設も多いので、プランを選ぶ際に確認してみましょう。
夕食は宿の料理でゆっくりするのが定番。有馬牛や丹波篠山の黒豆料理など、地元の食材を活かした料理を堪能できます。丹波地方は黒豆・栗・松茸などの名産地として名高く、秋の旅行なら特に食の充実ぶりが際立ちます。有馬牛は但馬牛をもとにした上質な和牛で、すき焼きや鉄板焼きで味わうのが定番スタイルです。
2日目のモデルコース:自然と歴史スポットへ
09:00〜 瑞宝寺公園で自然散策
2日目の朝は「瑞宝寺公園」へ。豊臣秀吉が「もみじの紅葉が日本一」と称えたとも伝わる公園で、広い園内に百日紅や紅葉の木々が広がります。
特に秋の紅葉シーズンは圧巻の美しさで、多くの観光客が訪れます。無料で入れるので気軽に立ち寄れますよ。例年11月上旬〜中旬が見頃で、カエデやモミジが鮮やかな赤・オレンジ・黄色に染まります。公園内には豊臣秀吉が愛用したとされる将棋の石の駒が展示されており、秀吉と有馬温泉の深い関係を改めて感じることができます。
10:30〜 太閤の湯殿館で歴史を学ぶ
豊臣秀吉が造らせた湯殿の遺構が発掘された「太閤の湯殿館」は、有馬温泉の歴史を体感できる資料館。秀吉が実際に浸かった温泉施設の遺構を見ることができる、全国でも珍しい場所です。
展示では発掘調査の成果をもとに秀吉時代の湯殿の様子が再現されており、江戸時代以前の温泉文化を知る貴重な機会になります。入館料は大人200円とリーズナブル。歴史好きはもちろん、「豊臣秀吉がここで温泉に入っていたんだ」という感動を味わいたい方にもおすすめです。
11:30〜 有馬名物のお土産&ランチ
帰り前にお土産をゲット!有馬温泉の名物はいくつかあります。
- 炭酸せんべい:銀泉(炭酸泉)を使って作る有馬温泉定番のお土産。パリッとした軽い食感と素朴な甘さが人気
- 有馬籠(竹工芸品):有馬温泉の伝統工芸品。職人が丁寧に編み上げた竹かごはインテリアにもなる
- 金泉を使った入浴剤:自宅でも有馬の湯気分が楽しめる。友人や家族へのお土産にも喜ばれる
湯本坂沿いのお土産屋さんは品揃えが豊富です。炭酸せんべいはお店によって微妙に味が違うので、食べ比べてみると面白いですよ。「湯の花堂本舗」と「三津森本舗」が有名な炭酸せんべいの老舗。どちらも試食ができるので、好みの味を見つけてからお土産を買いましょう。
ランチは湯本坂周辺の飲食店で有馬グルメを楽しみましょう。神戸牛を使った料理や、精進料理の流れをくむ和食懐石なども有馬温泉ならではの選択肢です。カフェならではのかぼちゃプリンや抹茶スイーツも人気があります。
六甲有馬ロープウェーでプチ絶景体験
ロープウェーで六甲山頂へ
有馬温泉駅からほど近い場所にある「六甲有馬ロープウェー」は、六甲山頂と有馬温泉を約12分で結ぶロープウェー。山頂からは大阪湾や神戸市街地を一望できる絶景が広がります。
六甲山頂には「六甲山カンツリーハウス」や「六甲高山植物園」などの観光施設もあり、温泉だけでなく山の自然も楽しめます。時間に余裕があるなら立ち寄ってみましょう。ロープウェーの往復料金は大人1,840円(時期によって変動)。天気のよい日は山頂からの眺めが格別で、晴れた日には明石海峡大橋まで見えることもありますよ。
六甲山頂には風の見える丘公園など散策スポットも充実しており、半日程度楽しめます。夏の涼しい高原、秋の紅葉、冬の夜景と、季節ごとに異なる表情を見せてくれる場所です。
有馬温泉の参考・公式リンク
- 有馬温泉観光総合サイト(公式) :金の湯・銀の湯の料金や最新情報
- 兵庫県観光サイト:有馬温泉徹底解説 :観光スポットや周辺情報
- 楽天トラベル:有馬温泉おすすめ湯めぐり観光モデルコース :外湯めぐりの参考に



