
「道後温泉って一度は行ってみたい!でも松山観光もしたいし、どう計画すればいいの?」という悩み、よくわかります。
道後温泉は愛媛県松山市にある日本書紀にも記された日本最古クラスの温泉地。夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台としても有名で、歴史と文学が香る特別な温泉地です。温泉だけでなく、松山城や坊っちゃんカラクリ時計など観光スポットも充実しています。
この記事では道後温泉・松山を1泊2日で最大限楽しむモデルコースを紹介します!
道後温泉ってどんなところ?基本情報
日本三古湯のひとつ・道後温泉の魅力
道後温泉は有馬温泉(兵庫)・白浜温泉(和歌山)と並ぶ「日本三古湯」のひとつとされています。その歴史は3,000年以上ともいわれ、日本書紀にも登場する由緒正しき名湯です。
泉質は無色透明のアルカリ性単純温泉で、肌にやさしい「美肌の湯」として知られています。pHは8.0以上のアルカリ性で、入浴後は肌がしっとりとなめらかになる感触が特徴です。温泉の効能だけでなく、歴史ある建物や温泉街の雰囲気を楽しめるのも道後温泉の大きな魅力ですよ。
また、「日本書紀」に登場するほどの歴史を持つ道後温泉は、古代から皇族や貴族が訪れた格式高い温泉地でもあります。聖徳太子が湯浴みをしたとの伝説や、明治天皇が御宿泊になったエピソードなど、歴史上の著名人との縁も深い場所です。
道後温泉のシンボル「道後温泉本館」
道後温泉のシンボルといえば、明治27年(1894年)に建てられた「道後温泉本館」。木造3階建ての豪壮な建物は国の重要文化財に指定されており、現在も営業を続けながら保存修理工事が行われています(一部エリアは工事中の場合あり)。
大正ロマンあふれるこの建物は、宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったとも言われています。天守のような外観、白壁と濃い木造の組み合わせが独特の美しさを生み出しており、一目見ただけで「道後温泉に来た!」という実感がわきます。
本館の入浴プランは複数あります。1階の「神の湯」だけなら700円から。2階休憩室利用の「霊の湯(たまのゆ)セット」は1,500円〜と、ゆっくりくつろぎながら歴史的建造物を味わえます。工事状況や最新料金は公式サイトで必ず確認してから訪問しましょう。
道後温泉エリアの外湯3施設
道後温泉には3つの外湯施設があります。
- 道後温泉本館:重要文化財。道後温泉の顔。歴史的価値と温泉を同時に楽しめる
- 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ):飛鳥時代をイメージした新しい施設。1階入浴料は大人610円〜
- 道後温泉 椿の湯:地元の人に愛される庶民的な温泉。大人460円とリーズナブル
「飛鳥乃湯泉」は道後温泉本館の向かいにある比較的新しい施設で、飛鳥時代の建築様式をモチーフにした湯屋がコンセプト。愛媛の伝統工芸と最先端アートをコラボさせた内装が特徴で、個室休憩室つきのプランも揃っています。営業時間は6〜23時(受付22時30分まで)で定休日なし。
1日目のモデルコース:午後から夜まで
14:00〜 道後温泉駅に到着・坊っちゃんカラクリ時計を見る
松山市駅または道後温泉駅に着いたら、まずは「坊っちゃんカラクリ時計」をチェック!毎時0分(夜は30分ごと)に時計が動き、「坊っちゃん」の登場人物が飛び出すからくり仕掛けが楽しめます。思わず写真を撮りたくなる可愛いスポットです。
道後温泉駅はレトロな白い建物がおしゃれで、駅前には足湯もあります。到着してすぐ足を休めながら雰囲気を味わいましょう。駅前の足湯「道後温泉駅前の足湯」は無料で利用でき、旅の疲れを癒すのにぴったり。伊予鉄道の坊っちゃん列車も道後温泉駅に発着しており、蒸気機関車を模した懐かしいデザインの列車に乗れば松山観光がぐっと楽しくなります。
15:00〜 ハイカラ通りで食べ歩き&買い物
道後温泉本館に向かう「ハイカラ通り」はお土産屋さんや飲食店が並ぶメインストリートです。道後温泉名物の「坊っちゃん団子」(3色の串団子)や「母恵夢(ポエム)」という愛媛名物のお菓子など、食べ歩きが楽しい通りです。
ハイカラ通りはレトロな雰囲気が可愛くて、散歩するだけでも楽しい商店街です。温泉前にお土産を見て回るのもアリですよ。「坊っちゃん団子」はヨモギ・卵・小豆の3色団子で、道後温泉のほぼすべてのお土産屋さんで販売されています。1本120〜150円程度とお手頃。焼き立てが食べられるお店もありますよ。
愛媛名物のお菓子「タルト」も見逃せません。柚子餡をカステラ生地で巻いた和菓子で、愛媛では馴染みの深い銘菓。一六タルトや坊っちゃん本舗のタルトが有名で、個包装なのでお土産にもぴったりです。
16:00〜 道後温泉本館または飛鳥乃湯泉で入浴
いよいよメインの温泉タイム!歴史的価値のある道後温泉本館か、より充実した設備の飛鳥乃湯泉のどちらかを選んで入浴しましょう。
道後温泉本館の入浴プランはいくつかあり、1階の「神の湯」だけなら700円から。2階休憩室利用の「霊の湯(たまのゆ)セット」は1,500円〜と、ゆっくりくつろげます。工事状況は公式サイトで必ず確認を。
飛鳥乃湯泉は1階入浴のみなら大人610円(90分)から利用でき、2階大広間利用は1,280円、個室休憩室は1,690円です。本館の工事で一部制限がある場合は飛鳥乃湯泉の方がゆったり楽しめることも。両方を1日ではしごするのが道後温泉ツウの楽しみ方ですよ。
18:30〜 温泉宿でのんびり夕食
道後温泉には個性豊かな旅館やホテルが揃っています。チェックインして温泉に浸かり、愛媛の地元食材を使った夕食を楽しみましょう。鯛めし(愛媛県名物)や瀬戸内海の新鮮な魚介類は絶対に食べてほしい一品です。
愛媛の「鯛めし」は地域によって2種類あります。宇和島スタイルは生の鯛の刺し身を卵醤油に絡めてご飯にのせる「漬け鯛めし」、松山スタイルは炊き込みご飯タイプ。どちらもおいしいので、ぜひ試してみてください。また、瀬戸内海産の真鯛の刺し身や煮付けも旅館料理の定番。新鮮な魚介を素材の味で楽しめるのが愛媛・松山の魅力です。
2日目のモデルコース:松山城と文学の世界へ
09:00〜 松山城を観光
2日目のメインは「松山城」。現存する12天守のひとつで、日本三大平山城にも数えられる名城です。城山ロープウェイ・リフトで山頂に登ると、松山市街を一望できる絶景が広がります。
天守閣内部は展示が充実していて、歴史の勉強にもなります。所要時間は1〜2時間程度。朝早めに行くと混雑が少なくてゆっくり楽しめますよ。ロープウェイの往復券は大人520円程度。天守閣の観覧料は別途大人510円です。桜の季節(3月下旬〜4月上旬)には松山城のお堀周辺が桜でいっぱいになり、特に美しい光景が広がります。
松山城は長宗我部氏・加藤嘉明・松平氏など多くの城主が関わった歴史ある城。現在の天守は江戸時代に再建されたものですが、贅を尽くした造りが今も健在です。松山市内を見下ろす眺望と歴史建造物の組み合わせは、愛媛観光のハイライトといえます。
11:00〜 坂の上の雲ミュージアムに立ち寄る
松山城の麓にある「坂の上の雲ミュージアム」は、司馬遼太郎の歴史小説「坂の上の雲」を紹介する施設です。建築家・安藤忠雄が設計した建物も見もので、松山出身の秋山兄弟や正岡子規の生涯を学べます。
正岡子規は松山が生んだ偉大な俳人。「子規記念博物館」も近くにあるので、文学好きにはたまらないエリアです。子規記念博物館は子規の直筆原稿や遺品など貴重な資料が展示されており、俳句・短歌の発展に果たした子規の役割を深く知ることができます。入館料は大人400円です。
坂の上の雲ミュージアムは松山のメインストリート「一番町」沿いにあり、城山のふもとという立地。安藤忠雄らしいコンクリートと光を組み合わせた建築自体がひとつの作品で、建築ファンにも人気があります。
12:30〜 ランチ後に道後温泉でもう一風呂
帰りの前にもう一度道後温泉に浸かるのが王道の締め方です。「椿の湯」は地元の人が利用する庶民的な温泉で、入浴料は大人460円とリーズナブル。
道後温泉を2か所はしごするのがツウの楽しみ方です。泉質はどこも同じ源泉かけ流しなので、雰囲気の違いを楽しむのがおすすめですよ。椿の湯は地元利用者が多く、旅人と地元の方が自然に交わる雰囲気が道後らしくて心地よいです。
ランチは道後温泉駅周辺の飲食店で愛媛グルメを楽しみましょう。「じゃこ天」は愛媛の名物練り物で、魚のすり身を揚げたもの。おでんや単品で食べても美味しく、旅の締めの一品にぴったりです。
道後温泉の歩いて回れるスポット
伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)
道後温泉の高台に位置する伊佐爾波神社は、135段の石段を上った先にある格調ある神社。全国で3例しかない八幡造りの建物で、国の重要文化財です。石段を上り切ると松山市街が一望できます。
伊佐爾波神社は道後温泉本館から徒歩約10分ほどの場所にあり、温泉街散策の延長線上でアクセスできます。「いさにわじんじゃ」の正式名称よりも「道後の八幡様」として地元に親しまれており、地域の人々から長く信仰を集めてきた神社です。石段の途中からも眺めがよく、松山市内を見渡すスポットとして人気があります。
道後公園(湯築城跡)
道後温泉駅から徒歩すぐの道後公園は、南北朝時代の伊予守護・河野氏の居城「湯築城」の跡地。国の史跡に指定されており、春は桜の名所としても人気があります。
公園内には湯築城の史跡を解説する「湯築城資料館」もあり、中世の城の構造や河野氏の歴史を学べます。入館は無料で、気軽に立ち寄れます。道後温泉本館に行く前後の散策コースとして組み込みやすく、温泉だけでなく歴史文化も堪能できるエリアです。
道後温泉の参考・公式リンク
- 道後温泉公式サイト :本館の営業状況・入浴プラン料金はここで確認
- 松山観光コンベンション協会:道後周辺観光モデルコース :公式のモデルコース情報
- 道後温泉公式エリアガイド :道後温泉エリア全体の最新情報



